出版社内容情報
世界の矛盾が凝縮された場所――パレスチナ。そこで作家は何を見て、何を感じたのか?
同時代の「世界のリアル」を伝える傑作ルポルタージュ!
抗議デモで銃撃されるガザの若者たち、巨大な分離壁で囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院ーー。
「国境なき医師団」に同行して現地を訪ねた作家が、そこに生きる人たちの困難と希望を伝える好評シリーズ最新刊。
文庫版では、新たに「南スーダン編」「日本編」を追加。
「見つめるほうも、見つめられるほうも、その瞬間を生きている。戸惑いの中から漏れる言葉に吸い寄せられた。」
――武田砂鉄さん(ライター)
「いとうさんだからかけた、ニュースでは見えない人間のドラマ。最前線のリアルが立体的に伝わる一冊です。」
――白川優子さん(「国境なき医師団」看護師)
内容説明
抗議デモで銃撃されるガザの若者たち、巨大な分離壁で囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院、南スーダンの内戦で傷つく少年兵たち。「国境なき医師団」の活動に同行した作家が、患者、スタッフなど、現地に生きる人々の困難と希望を等身大の言葉で伝える、傑作ルポ。
目次
中東編(ウェルカム・トゥ・ガザ!;デモで撃たれる若者たち;ガザに生きる人々からの伝言 ほか)
南スーダン編(南スーダンへ;MSF舘さんと戦場カメラマン横田さん;セキュリティとディグニティ ほか)
日本編(逆取材を申し込む;世界で5つのオペレーションセンター;初期メンバーは医師とジャーナリスト ほか)
著者等紹介
いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・舞台など多方面で活躍。『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞を受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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