出版社内容情報
佐藤圭さんは、webマガジン「現代ビジネス」で北海道に暮らす野生動物と絶景の写真とエッセイを1年間連載し、大好評を博しました。今回は、なかでも特にインパクトが強かった秘境の絶景写真と新たな撮りおろしを選りすぐりで写真集にまとめました。
裏大雪山に広がる沼沢群のシンメトリックな紅葉、夕陽百景の名所・留萌市黄金岬の爆焼けと呼ばれるほど美しい夕焼け、初山別村の日本海岸にすっくと立つ海中鳥居から立ちのぼる天の川、サロベツ原野から望む水平線に屹立する利尻富士など、千歳や旭川などの空港から電車とバスに乗り継いで数時間、そこからまた歩いてやっとたどりついても、タイミングが合わなければ見られない絶景の数々。登山家でもある佐藤圭さんは、これらの秘境に何度も足を運び、地元の人でもめったに見られない絶景を見事にファインダーにとらえています。
また、水平線に沈む太陽が緑色に輝くグリーンフラッシュ、太陽の下に出現する水平な虹・環水平アーク、山中に流れる霧の中に現れる丸い虹とその中の妖しい影・ブロッケン現象など、専門家でもめったに見ることができない珍しい大気光学現象、そして、絶景の中で暮らすエゾモモンガ、エゾシマリス、エゾナキウサギ、エゾフクロウなどのかわいい道産子動物も収録した盛りだくさんの写真集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
146
北海道には何度か行ったことがありますが、札幌や小樽ばかりで、本書のような素晴らしい絶景を全く観たことがありません。 何時か北海道を周遊したいと思っていますが・・・ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005273.000001719.html2023/07/14
しばこ
15
発売日に即購入。どのページもそれぞれ額に入れて飾っておきたいくらい美しく素敵な写真集。このような場所は本当に秘密にして観光地化せず、ずっと残っていって欲しい。2023/07/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
どの地域も身近でありながら知らなかった絶景の数々。行くことが出来ない場所(国立公園など)もありますが、行ける所は行ってみたい!北海道の四季は冬以外はあっという間なのでタイミングが合わないとなかなか見ることが出来ません。2024/03/29
Nobu A
7
近所の図書館に立ち寄り目に留まった本書。道北に長期赴任中だけに無視出来なかった。去年刊行。カメラマンは道北留萌市出身。北海道に来て思うことだが、留萌、音威子府、枝幸等、他所から来た者には簡単に読めない地名を散見する。加えてサロベツやノシャップ等のカタカナ表記も。アイヌ文化の名残なのか。開拓民に思いを馳せずにはいられない。広大で自然豊かな北海道は本州や九州にない味わいがある。写真集にしたら「秘密の絶景」もへったくれもないが、眺めるだけでも楽しい。ドローンを使って撮った写真もチラホラ。流石プロの写真家。2024/04/30
kaz
2
秘密かどうかはともかく、絶景であるのは間違いない。プロのテクニックは素晴らしい。図書館の内容紹介は『夕暮れの海に浮かぶ北の三島、漁り火浮かぶ幻想の海、大雪高原沼にひそむ秘景、オオワシの北帰行、故郷の川を目指すサケたちの波乗り、厳冬の原野に逞しく生きる白鹿…。北海道の絶景を写し撮った写真集』。 2023/11/23
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