出版社内容情報
NICU(新生児集中治療室)を舞台にした、
小さな命をめぐる感涙の物語。
著者の経験を元にした新たな代表作誕生!
新生児仮死で生まれてきた赤子の母、
胎児に染色体異常があると告げられた女性、看護師、臨床心理士、清掃員、医師ーー
さまざまな視点から描かれる、NICU(新生児集中治療室)という「この場所」。
小さな命のきらめきに、こんなにも心を動かされる。
医療現場を舞台に著者が新境地を拓いた連作長編小説。
ずっと、18トリソミーではなかったのなら、どんなにいいだろうと思っていた。けれどもし、その願いが叶うことで、生まれてきた赤ちゃんが心(ここ)ではなくなってしまうのならば、意味がなかった。心でよかった。心がよかった。
重なっている手の指。カーブした足。何もかもが特別で、愛おしかった。心だけの形。あらゆる部分が、可愛らしい。(本文より)
内容説明
新生児仮死で生まれてきた赤子の母、胎児に染色体異常があると告げられた女性、看護師、臨床心理士、清掃員、医師―さまざまな視点から描かれる、NICU(新生児集中治療室)という「この場所」。小さな命のきらめきに、こんなにも心を動かされる。医療現場を舞台に著者が新境地を拓いた連作長編小説。
著者等紹介
加藤千恵[カトウチエ]
1983年、北海道生まれ。歌人・小説家。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。’09年、『ハニービターハニー』で小説家としてデビュー。その他、詩やエッセイなど様々な分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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