講談社文庫<br> 愛されなくても別に

個数:
電子版価格
¥781
  • 電子版あり

講談社文庫
愛されなくても別に

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月18日 14時42分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065317129
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大学の学費と毎月家に入れる八万円を稼ぐため、日夜バイトに明け暮れる宮田陽彩。唯一の家族である母は浪費家で、友達もおらず、遊ぶ時間もない。そんな宮田の空虚な日常は、父親が殺人犯だと噂される同級生・江永雅と出会ったことで一変する!心ふるわすシスターフッドの傑作。吉川英治文学新人賞受賞作。

著者等紹介

武田綾乃[タケダアヤノ]
1992年京都府生まれ。第8回日本ラブストーリー大賞最終候補作に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年に出版されデビュー。『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』でテレビアニメ化され話題に。同シリーズは映画化、コミカライズなどもされ人気を博している。’20年に本作『愛されなくても別に』で第37回織田作之助賞の候補に、また’21年に同作で第42回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

149
『愛されてたら、子供はなんでも許さなきゃいけないわけ』。3人の大学生が置かれた状況に光を当てていくこの作品。2021年に第42回吉川英治文学新人賞を受賞したこの作品には、三人それぞれに『毒親』に苦しめられながら生きてきた女性たちの姿が描かれていました。「愛されなくても別に」という書名に込められた武田さんの描写に息を呑むこの作品。そこに累計200万部を売り上げた武田さんの筆力を感じるこの作品。十代の青春を生きる女性の内面を鋭く描く物語。切れ味鋭く描かれていく圧巻の物語にただただ酔う他ない傑作だと思いました。2024/12/08

よっち

37
学費と家に月八万を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。浪費家の母を抱え友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす彼女が、傍若無人な同級生・江永雅と運命の出会いを果たす青春小説。自分は母親に愛されていると思っていた陽彩が、訳ありの江永雅と出会ったことでようやく気づいた衝撃の真実。それが当たり前だと思わされ、がんじがらめに囚われていた登場人物たちが抱えるしんどさはあまりに重く心揺さぶられましたが、だからこそその呪縛を断ち切り、未来に希望を見出そうとする彼女たちの決意を応援したくなる物語でした。2023/07/14

かさお

36
自分の時間と金と夢の全てを母親に搾取される少女と、父親が殺人犯で母親から売春をさせられてきた少女が出会ったシスターフッド小説。言葉ほど中身は重く描かれていない。私が思ったのは、親というものは子供の事を〔自分のルールで扱っていいもの〕〔愛情あってのマイルールは伝わるし許されるもの〕だと過信しているんだな、という事。もう1人、過干渉な毒親から逃げようとした少女が出てくる。金に不自由してないので当然彼女達は分かり合えない。でも、辛さや痛みは比べられない、彼女達が大人になった時、それに気づいてほしいと思った。2023/09/17

きくりん

25
学費のため、家に月8万円を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。浪費家の母を抱え、友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす。そんな宮田の日常は、傍若無人な同級生・江永雅と出会ったことで一変する!(本作宣伝文より引用)…というわけで、すごく興味深い1作でした。複雑な家庭環境で育っている3人が主要人物なんですが、それぞれに目の前の問題に向かって、やり方はどうあれ、対処しようともがいている姿を見て、応援したくなりました。3人目の主人公、木村のその後だけ描ききっておらず、そこだけ気になりました。2024/01/26

なみ

25
大学生の宮田陽彩は、学費と家に入れるお金のために、コンビニのバイトに明け暮れる。 浪費家である母親とのふたり暮らしで、遊ぶ時間も勉強する時間もない。 そんな救いのない日常を過ごす宮田はある日、父親が殺人犯だという噂がある同級生、江永雅と出会う。 恋人ではなく、だけど友人とはちょっと違うような2人の関係性がとても好きです。 終盤の、江永が本音を吐露するシーンが最高でした。 2人とも、とにかく幸せに生きてほしい。 あと宮田と堀口との会話が地味に癖になりました。ずっと聞いてたい。2023/07/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21346835
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品