出版社内容情報
イメージ通りに体を動かすことができない。極端なぎこちなさが、生きづらさにつながる。多数の事例で知られざるDCDを解説した一冊
内容説明
「DCD」という発達障害を知っていますか?極端に手先などが不器用で、スポーツも苦手。本人が努力しても、親がどんなに教えてもうまくできない。そのような子どもたちは「DCD:発達性協調運動障害」のある子どもなのかもしれません。
目次
プロローグ 「DCD」という発達障害を知っていますか?
第1章 「不器用」では片づけられない「極端なぎこちなさ」
第2章 まだ知られていない「DCD」という発達障害
第3章 幼児期の「極端なぎこちなさ」に気づいてほしい
第4章 学校でいちばんつらいのは体育の時間
第5章 学校生活のあらゆる場面で困りごとを抱えている
第6章 大人になっても就労や家事でつまずきやすい
第7章 自分なりのライフスタイルをみつける
著者等紹介
古荘純一[フルショウジュンイチ]
青山学院大学教授。小児精神科医。小児科医。1984年昭和大学医学部卒、88年同大学院修了。医学博士。昭和大学医学部小児科学教室講師を経て現職。小児精神医学、小児神経学、てんかん学などが専門。発達障害、トラウマケア、虐待、自己肯定感などの研究を続けながら、教職・保育士などへの講演も行う。小児の心の病気から心理、支援まで幅広い見識をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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happy55703
2
幼児期からの支援に上手く繋げたい。2023/07/01
river1031
1
世の中には器用と不器用があって不器用な人は時間をかけて努力が必要と思ってたけど。世の中は器用と普通と障害だったのかもしれない。障害があっても努力で進歩はするけど、普通のアプローチでは難しいのだと思う。医者ではなく教員免許取得の段階で先生たちも学んでほしいと思う。2023/10/13
AKN
0
境界知能の人はDCDとの合併も多い。DCDで知的にも境界レベルにあると事務作業も軽作業も向いていないと言うことになり、就労支援がより一層難しくなる。2024/02/03