講談社文庫<br> 春、死なん

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講談社文庫
春、死なん

  • 紗倉まな
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  • 講談社(2023/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065315026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「春、死なん」
妻を亡くしたばかりの70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で
何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し……。

「ははばなれ」
実母と夫と共に、早くに亡くなった実父の墓参りに向かった、コヨミ。
専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、
そこには母の恋人だという不審な男が……。

人は恋い、性に焦がれる──いくら年を重ねても。揺れ動く心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。

紗倉まな(さくら・まな)
1993年千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。
'15年にはスカパー! アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する。
著書に小説『最低。』『凹凸』(いずれもKADOKAWA)、
エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)
『働くおっぱい』(KADOKAWA)スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある.。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

23
表題作、妻を亡くした70歳の男の性と息子家族との関係を描いた中編。これまでテーマ的に出会う機会が少なかった単身の高齢男性の性に上手く切り込んだ内容でもあり驚く。男性向け雑誌ネタをはじめ、当該業界のトップランナーでもある著者が紡ぐ当事者性が作品の中に落とし込めている印象もあった。一方で読み進めても卑猥という雰囲気はなく、二世帯家族の掘り下げも鋭くて純文学的な雰囲気も覚えた。巻末の田中慎弥氏による家族についての解説で、より作品が腑に落ちた部分もあった。2024/06/05

信兵衛

22
あまり描かれていないであろう老人の性という問題を、心と身体は結びついたものとして描いた処に新鮮な視点を感じますし、若い紗倉まなさんが小説の題材として取り上げた処に面白味と興味を感じます。2025/01/10

桜もち 太郎

18
家族、生と死をテーマにした2作品。表題作、70歳の富雄は6年前に妻を亡くした。一人息子夫婦から2世帯住宅に住むことを強制的に提案され、富雄夫婦の夢だった那須への移住を断念。閉ざされた空間の中で、死んでいく妻。残された富雄は「自分は何のために生きているのか」と自問自答するようになる。コンビニで買ったアダルト雑誌の付録のDVDで毎日自慰行為をする生活。偶然再会した学生時代の後輩文江との体の関係。年齢を重ねても性的な欲望というのは廃れることはない。生と死、老いと欲望がうまく表現されていた。果たして自分は、、、。2025/07/20

えりまき

14
2024(13)妻に先立たれた70歳の男の話と、母と娘の2編。生と性。孤独を感じ寂しくなるお話でした。 2024/01/20

Katsuto Yoshinaga

8
“スキャンダラスでエロい”ことを期待して、良い意味で裏切られた『最低。』に続き、またも良い意味で、ウラ筋に裏切られる。「縛り付けられるのを、お互いやめにしませんか」「こうやって生きる気力を、吸い取られ続けられるのも」と書いた著者に、解説の田中慎弥氏が「それにしても、世の中どうして家族が重視されるのだろう。(中略)家族を書いたのではなく小説を書いたんですけど、(中略)うんざりする。我々はまだこのうんざりを蹴散らし切れない」と書き、著者がこのうんざりを蹴散らしそうだと期待を語る。注目すべき作家が増えた。2023/04/29

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