講談社現代新書<br> 日本の歪み

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講談社現代新書
日本の歪み

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065314050
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

この社会の
居心地の悪さは
どこからきたのか?

明治維新と敗戦、憲法、天皇、
経済停滞、少子化、巨大地震…

「考えたくなかった」
戦後日本の論点を徹底討論!

<本書の内容>
右も左も、いまだに外圧頼り。
内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東)

天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老)

日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木)

「シビリアン・コントロール」なんて、
自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老)

戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。
新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東)

「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木)

日本経済が30年も停滞している理由は、
もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老)

被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)






内容説明

この社会の居心地の悪さはどこからきたのか?「考えたくなかった」戦後日本の論点を徹底討論!

目次

第1章 日本の歪み
第2章 先の大戦
第3章 維新と敗戦
第4章 死者を悼む
第5章 憲法
第6章 天皇
第7章 税金
第8章 未来の戦争
第9章 あいまいな社会
第0章 地震

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県生まれ。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。東京大学名誉教授。京都国際マンガミュージアム名誉館長。著書に『からだの見方』(筑摩書房、第11回サントリー学芸賞)『バカの壁』(新潮新書、第57回毎日出版文化賞)ほか多数

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院客員教授。著書に『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞)、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞)ほか多数

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年東京都生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

83
やはり、このお三方には惹かれる。はじめの方に出てきた養老先生の言葉が全てだと思う。これからはインテリジェンスが軸になる時代で、このお二人がいるから大丈夫‥という言葉。本来の意味でのインテリジェンス、知性の持つ意義が、ますます大きくなっていると思うが、それは、中心にいないからこそであるというのが、納得。一方で、その裏返しが、この国の歪みであり、ますます大きくなっている。無かったことにするという思想・・・これも含め、身近なところでも痛感している。何故、踏み込まないのだろうかと。2024/06/12

tamami

73
『訂正する力』の東さんと、折に触れて目にする後のお二人の対談集。多岐にわたる論題の中で、天災、取りわけ大地震が歴史を変える、ということが言われたり、戦争における残虐さや自殺攻撃のことはどの国にもあるとされたり、明治維新における市井の人々の生きる上での価値観の大転換が話題になったりと、さらっと話されていることの中に、見過ごしてしまいそうなことが多く示され、強い興味を惹かれる。一方で、家制度が解体され地域の繋がりが希薄になり、人間関係を学ぶ場所が学校しかない等との指摘もあるが、それだけでは歯がゆい思いが残る。2023/12/17

ムーミン

53
質の高い知性同士の対話。自分の頭がついていけないところもありましたが、三人の個性が魅力的で、最後まで面白く読めました。2024/11/08

ころこ

53
「ゲンロンカフェ」で鼎談を行っていたが、その時の再構成ではなくて、新たに鼎談を行っている。「歪み」とは批判の言葉だが、「歪み」を一方的に批判するのではなく、受け止めて考えることに意義がある。なぜならば、その「歪み」は自らのものなのだから。一見すると素朴にみえる3世代の鼎談は、左派・右派に分かれて政治化した現在の論壇には成し得ない。社会の分断が進んで、双方で「正しさ」を追求することの危うさを、ヨーロッパ知性の代表であるカントの定言命法を二人称の不在として逆転して指摘してみせる。「だで・ある」と「です・ます」2023/09/23

Roko

42
『書く日本語と話す日本語が違うことを教育課程できちんと教えるべきだと、昔から思っています。しゃべるように書いてはダメだし、書いたまましゃべってはダメなんです。意図的に使い分けられるようになると、みんなもっと日本語が上手くなるはずです。国会答弁がまさにそうですよね。』こういうことを考えていきながら、日本の困ったところが色々と明らかになっていきます。日本では当たり前と思っていることが、とんでもないことだらけだって気づくところから始めなければいないという所が、深刻だなぁ。2024/02/15

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