同和のドン―上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史

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同和のドン―上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065307281
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0036

出版社内容情報

政界でもメディアでも知らぬ者はいない「京都のドン」が初めて語った。没落と反抗、暴力と抗争の修羅場を経て、自民党系同和団体のトップとなった上田藤兵衞は、あらゆる差別と闘ってきた。その人生は、そのまま戦後の暴力団・同和・経済事件史そのものでもある。山口組五代目と親交を結び、野中広務とタッグを組み、部落解放同盟と拮抗した上田が見たもう一つの戦後史とは何か? 発売前から業界を賑わせている本格ノンフィクション。

内容説明

水平社=部落解放同盟系の解放運動と拮抗した男が、はじめて語り出す。その人生は、そのまま解放運動史であり、裏社会史であり、経済事件史であり、戦後日本の裏面史である。

目次

起点
山科
雌伏
設立
躍進
連帯
苦境
天智

著者等紹介

伊藤博敏[イトウヒロトシ]
ジャーナリスト。1955年、福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

24
凄まじく複雑怪奇。知らない世界を垣間見るということは理解にひどく時間がかかり読後の疲労感も激しい。2025/05/19

owlsoul

11
日本では身分制度による差別が居住地と結びつき、俗に言う「部落差別」として今なお存在しているが、日本の人権運動にはこの部落差別を起点とした二つの大きな潮流がある。ひとつは被差別部落の解放を目指す左翼的運動。もうひとつは保守的な国家秩序維持の観点、いわゆる「同胞融和(同和)」の観点から天皇のもとに平等を目指す右翼的運動だ。同じ問題に取り組んでいるはずのこれら人権運動は、互いを牽制しながら複雑に絡み合い、日本社会の裏面史を動かしていく。本書は右翼的人権運動の中心人物である上田藤兵衛に焦点を当てたノンフィクション2024/02/18

チェアー

10
解放運動と暴力とカネがいかに密接に絡み合っているかが分かる。それらを政治が利用し、利用される姿もわかる。彼はその体現の象徴だ。それを描くだけでも意味はある。 解放運動にどう取り組むべきかを考える。差別された側は差別する者たちにどう対処すればいいのか。差別が暴力的であっても同様の暴力で返していいのか。2023/05/05

アメヲトコ

9
23年2月刊。山科の夙部落出身で自由同和会副会長をつとめる上田藤兵衞氏の半生を描くノンフィクション。差別に抗する同和系三団体それぞれスタンスの異なる取り組み、同和利権に群がる暴力団や政治家、土建業界の浮沈などが立体的に描かれますが、そのぶん当の上田氏の存在感が薄く感じられる部分も。それにしても昭和のズブズブな腐敗構造は異常で、よくあんなんでジャパンアズナンバーワンを謳歌できたもんだ。2023/02/22

しゅー

8
★★そろそろ昭和を「歴史」として扱える時代になってきた。特に本書のようにタブーに踏み込む内容は、今じゃないと書けなかっただろう。本筋とは違うけれど、暴力団がなぜ社会で一定の地位を得ることができていたのかという話が興味深い。そして本筋に戻ると、差別に限らず世の中の不条理と戦う際の方法論の難しさを感じた。「反権力」を振りかざすと左右のイデオロギー闘争に巻き込まれる。政権と協力すると今度は利権にむらがる部外者が集まってくる。また理論と行動のバランスも難しい。同和行政の「闇」だけでなく「光」にも目を向けてみたい。2024/01/21

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