出版社内容情報
「私が皇帝になって世界を平和にする!」
西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの数奇な運命を鮮やかに描くフルカラー漫画、第3巻！
帝位継承者としての存在感を増していく弟ヨハネス。
絶対に諦めないアンナの行動はますます挑戦的にーー
新たな出会い、「物語の力」への気付きと希求、人生の大転機などに直面します。
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第46回 講談社漫画賞少女部門受賞『星降る王国のニナ』のリカチさん推薦！
歴史物として読んでも、主人公サクセスストーリーとして読んでも、
ラブコメとして読んでも、さらに言うならギャグとして読んでも楽しめる！
そんな私は、主人公アンナと弟ヨハネスの暴言バトル+天然アクスーク
のやりとりが、かなり好きです☆
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
94
今回は、アンナ様がこっそりと夫君ニケフォロス・ブリュニエンオスと弟ヨハネス・コムネノスの初陣たる皇帝親征にこっそりとついていってしまいます。後半では「女医」が現れた12世紀ルネサンスについて一章が割かれています。人名が長いせいか書くのが楽なような気がしないでもない。2023/01/18
南北
51
弟のヨハネスが14歳で初陣するが、「男らしさ」を重要視する社会に納得できないアンナは変装して後をついて行く。戦場での弟の様子が確認できたり、けがをしたことで偶然サレルノの女性医師トロタとその助手ナビラに出会うことになる。女性が自立して生きていくことが困難だった時代だったことがよくわかるエピソードは心を動かされた。最後は18歳で長男を出産する。妊娠と出産をしつつ、弟のヨハネスとどう対抗していくのか、今後の展開に興味は尽きない。2024/04/30
aisu
14
弟の初陣、こっそり付いて行くアンナ（弟だけが体験するのがイヤ）。負傷（この辺、どこまで実話？）。この頃の皇子やその親戚の男子（14歳前後）らへの戦の実践教育の仕方がわかる。その帰りに寄った夫の実家で、サレルノ（今のイタリア）で医学を学んだランゴバルド人の女医と会う。医学書の翻訳・執筆を試みているという（女でも学び、読み書きしている自分以外の人に初めて出会った）。第一子妊娠出産。2024/02/11
あつ子🐈⬛
13
「私は… 幸運にも先生のもとで医学の道に進み始めました そのため善人でいられる恵みを享受しております パンを買うお金に困らず学問ができる おかげで私は盗みも殺しも……体を売りもせずにいられます」 サレルノの女性医師トロタの助手、ナビラの台詞が胸を打ちます。女が学問で身を立てるのは、本当に大変な時代だったのだな。 敵兵の矢を受けたり懐妊したりママになったりと(祝)、今回も波乱万丈のアンナ。男子出産の幸福なシーンから次巻へ。2023/08/01
らくだ
10
とっても面白かった！4コマ独特のリズム感があるけれど、物語としてもスムーズにテンポよく読める。古代ローマ帝国の皇女アンナ・コムネナが主人公の歴史漫画。ストーリーにギャグも交えつつ、知性的で活発で夫ともラブラブで、皇帝になるために奮闘するアンナはとても好感度が高い。今後も続くっぽいな……。楽しみ。2023/01/21
