陽だまり―安西水丸が遺した最後の抒情漫画集

個数:
電子版価格
¥1,815
  • 電子版あり

陽だまり―安西水丸が遺した最後の抒情漫画集

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月22日 08時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 128p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784065304693
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

比類なき個性で日本のイラストレーション界をリードし、小説家、絵本作家、漫画家、エッセイスト、翻訳家としても多くの作品を残した異才にして多才の人・安西水丸さんが亡くなって9年が経ちます。いまだに人気は衰えず、2,021~22年に世田谷文学館他で開催された展覧会は、コロナ禍にもかかわらず連日行列ができるほどで、没後に刊行された著書は10冊を超えました。
その水丸さんは、晩年、小説現代に読み切り漫画を連載していましたが、急逝されたためシリーズは4本で中断してしまいました。作品は、いまだ伝説となっている水丸さんの漫画デビュー作『青の時代』の流れを汲み、抒情的で独特のエロティシズムに溢れています。
この4本の読み切り漫画に、水丸さんと関係が深かった作家、漫画家、イラストレーターの方々、村上春樹さん、角田光代さん、平松洋子さん、柴門ふみさん、木内達朗さん、信濃八太郎さんの6人に、彼らだけが知る水丸さんの魅力を語ってもらったエッセイを合体させました。
ごくごくシンプルなのに誰にも似ていない。そんな安西水丸さんの魅力を再確認できる一冊です。

内容説明

イラストレーション、漫画、小説、絵本、エッセイ、翻訳…筆一本を手にジャンルを突き抜けて活躍していた水丸さん。多才な人であったが、生み出すものは他の誰にも似ていない異才の人でもあった。

目次

漫画 安西水丸(陽だまり;アメンボ;ボートハウス;冬の客)
エッセイ(村上春樹 安西水丸さんのこと;柴門ふみ 安西水丸さんについてのエトセトラ;木内達朗 安西水丸さんのイラストレーション;角田光代 毒舌と余白;平松洋子 角鉢のなかの風景;信濃八太郎 安西先生のこと)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
講談社。8月21日第一刷刊行。安西水丸が遺した最後の叙情漫画集と帯にあります。そして、全て書き下ろしのエッセイとして、村上春樹、角田光代、平松洋子等の名前が。発表されたのは2008~10年の間、4つの物語が、どれも大人向けの内容です。と言えばわかる人には分かると思います。誰一人のエピゴーネン(模倣者)も持たない水丸さんの流れる描線に魅了されます。決して誰とでも仲良くというよりは、付き合う人を選んだようですが、パレットクラブでの学生との授業では一対一の真剣勝負、自称弟子の数は数知れません。安らかに。 2023/09/12

nadami30

2
安西水丸さんの叙情漫画集。 絵のタッチからは想像もできないほどエッジが効いた、男と女の悲哀が描かれている。 いたぶられる愛人、女の競り、という刺激的な題材をこの絵で魅せるんだから凄い。 ストーリーも言葉も、叙情的な奥行きがあってたまらない。映画を観てるみたい。 すごいなぁ。イラストが好きだと言いながら、少し侮ってたかも。 天才だ。2023/12/10

manabukimoto

2
四篇からなる短編漫画集と、合間に挟まれた安西水丸さんと親交のあった人たちによるエッセイ。 「陽だまり」「アメンボ」「ボートハウス」「冬の客」。漫画はどれも辛く切なく、そして暗い余韻を残す。若い男が居て、不遇の女がいて、彼女に覆い被さる動かすことの出来ない運命があり…。 あっけらかんとしたイラストしか知らなかった安西さんという月の裏側を見た気がした。 エッセイの書き手の一人、村上春樹は、二人のことを「僕らはまだどちらも若く、未来は手つかずで前方にひらけていた。」と書いている。 晩年の本作との対照性が面白い。2023/11/21

コキア

2
今は亡き水丸氏の大人向け漫画 親交深かった人らの愛あるエッセイ付 飄々としていて毒舌で、 民芸品や陶器が好きだったり、 独特の美学を持った色んな水丸氏を想像できる。 「絶景ではなくて、車窓の風景のような人間でいたい」氏、そのものだと思う2023/09/15

ままりん

0
なんか不思議なイラスト。でも印象が良くて2023/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21264020
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品