出版社内容情報
物語は終わる。けれど、人生は続いていく。
少年時代を過ごし、父母を見送った愛媛県新居浜市の家、劇団「第三舞台」を立ち上げた早稲田大学・大隈講堂裏。
かけがえのない〈場所〉を通して人生の物語を描く、初の自伝小説集!
・「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」
家族の家がなくなる前夜、僕はこの家の物語を書き始めた。
今から五十四年前に始まった、緑の家の物語を。
・「東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏」
大学二年の四月、大隈講堂の裏広場に通じる鉄扉を押した。
愛媛から出てきた無名の二十歳の若者が、何者かになるために。
・「東京都杉並区××二丁目四番地」
演劇を仕事にして四十年。六十三歳の僕は、
終の住処になるかもしれない家で、次の物語を書き始める。
作家・鴻上尚史の原点とともに、一つの時代を描く傑作小説集。
内容説明
少年時代を過ごし、父母を見送った愛媛県新居浜市の家、劇団「第三舞台」を立ち上げた早稲田大学・大隈講堂裏。かけがえのない“場所”を通して人生の物語を描く。初の自伝小説集!
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
作家・演出家・映画監督。1958年愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年、劇団「第三舞台」を旗揚げする。’87年「朝日のような夕日をつれて’87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、’95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2007年に旗揚げした「虚構の劇団」の旗揚げ三部作戯曲集『グローブ・ジャングル』で’10年読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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