出版社内容情報
恐妻家のシステムエンジニア渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。
『魔王』から五十年後の世界。
検索から始まる監視の行き着く先は──。
内容説明
恐妻家のSE渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。プログラムの一部は暗号化されていて、前任者は失踪中。解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。『魔王』から五十年後の世界。検索から始まる監視の行き着く先は―。
著者等紹介
伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。’08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と第21回山本周五郎賞、’20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
45
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/09/post-238d85.html 【魔王】から半世紀後の世界を描いています。著者は、何を暗示しようとなさっているのでしょうか?2024/09/22
Porco
20
『魔王』の続編らしい。あの犬養さんが首相にまで上り詰めたことが過去の出来事として語られたり、安藤という姓が絡むものがキーワードだが、現段階ではあまりガッツリとは関わってはいない。劇中でも言及されたように、機械文明と資本主義社会を痛烈に風刺したチャップリンの同名の作品のように、当時の過渡期の情報化社会を描きたかったのかなと。提示された謎がどうなるのか期待しつつ下巻へ。2025/06/14
ケイジ
15
あるワードを検索すると怖い目に遭うなんて不思議で不気味。事件のヒントが隠された作中作小説もあり、ワクワクを期待しながら下巻に。2023/04/19
ここぽぽ
13
設定に不安を覚えながら、読了。主人公の奥さんが何かのスペシャリストだったのかな?謎が深まり下巻へ。2025/04/25
つぐみん
7
久しぶりに伊坂幸太郎さんを読んだが、テンポも良く面白い。怖いシーンもあるが、ユーモアを交えているので楽しく読める。下巻も楽しみだ。2024/06/29
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- 和書
- 禁断の罠 文春文庫