こえてくる者たち 翔の四季 冬

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こえてくる者たち 翔の四季 冬

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065301814
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

――わたしたちは荒唐無稽な世界に生きています。ときに無差別におそいかかってくる者もいます。世界はわからないものだらけなのです。
大阪大学大学院人文学研究科 准教授 林千宏氏、絶賛!!

『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ、「おばけずかん」シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第三作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。

翔の学校にあたらしく来た鞍森杏(くらもりあん)はすこし不思議な女の子。飼っているハムスターを見せてくれるが、このハムスター・シンは、時折消えるという。
同じ時期に、「かまいたち事件」という、衣服をすれちがいざまに切り裂かれる事件が起こる。
翔は、杏とのやりとりのあいだで、「聞こえないもの」だけではなく、「見えないもの」にも思いをめぐらせる。

内容説明

小学生の翔のクラスに、転校生の鞍森杏がやってきた。町で起こっているかまいたち事件、水族館の裏に立っている霊、そして、杏が飼っている不思議なハムスターと、杏が怒らないようにしている理由…。翔は、友だちの涼とともに、「ほかの人のできないことができる者」について、思いをめぐらせるようになる。

著者等紹介

斉藤洋[サイトウヒロシ]
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

いとうあつき[イトウアツキ]
1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

25
聞いているようで聞こえていないこと、見える人にしか見えないもの、はっきりとはわからないこと、そういうものが自分たちの周りにはたくさんあるんです。それを説明しても、わからない人にはわからないんです。翔と涼が、お互いの不思議なことが理解できるのは、どちらも「わかる」人だからなのでしょうね。もしかしたら、今回登場した杏もそういう人なのかもしれません。2023/12/02

ぐるぐる244

8
翔の四季 夏・秋・冬。作者の作品は短編形式が多いように思うが、今回はまとまった一つのお話。小学生の翔の周りで起きる少し不思議な出来事。冬編では、翔がマンションのベランダで漏れ聞いた会話がどこかで読んだエピソード?と思ったら読友さん達の感想で「シンデレラのねずみ」と判明。この鞍森杏のエピソードは天沢退二郎を思い出させる。ということで現在「シンデレラのねずみ」再読中。2023/10/08

遠い日

6
「翔の四季」シリーズ3。冬。これまで見ること、聞くこと、そしてその不思議な能力を描いてきたが、今回は「かまいたち」の事件を中心に、見えるものだけが存在するのではないということを、この世の常態から外れたものの気配を描く。「こえてくる者」とは、わたしたちが「普通」だとか「当然」とか思うことを裏切るように、滲むように現れては消える不思議を纏う。境界はあってないも同然。涼の見える能力。翔の聴覚の時間差。杏の怒りが相手に起こすもの。消えるハムスター。謎をあえて詳らかにしない手法で読み手の気持ちを揺さぶる。2023/02/14

timeturner

5
オカルト風味がますます増してきて、このシリーズどこへ向かってるの?って感じ。翔の両親は相変わらずネジがずれていた。転校生・杏の能力は羨ましいなあ。それって、ほぼ無敵じゃない?2025/05/12

ぱせり

4
遠景のようだった事件がいつのまにか近づき、巻き込まれていく事情は、二作目の「秋」に似ている。そして、物語のそこかしこに置かれた小さな切ないようなやさしいようなエピソードが愛おしく思えるのも。だけど、この本の結末は閉じているとは言えない。思いがけない方向からの「あれ」はどういうことなのか。待ち遠しい春!2024/01/13

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