東京医大「不正入試」事件―特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い

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東京医大「不正入試」事件―特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065301722
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

贈収賄の見返りは息子の医学部「不正合格」? 東京医大を舞台に、女子受験生への入試差別など社会を巻き込んだ文科省汚職事件の真相に迫る。

事件は最初から異例の展開を辿る。東京地検特捜部による捜査の過程で、図らずも東京医大の入試で女子学生が不当に差別されていたことが判明。その余波は他大学にまで及ぶ。
そのなかで、大人たちの思惑により、本人も知らぬうちに入試の点数に10点を加算されていた文科省キャリアの次男。だが、公判で明らかになったのは、加点がなくても次男は合格できていたという事実だった。
特捜検事による取り調べへの恐怖から、罪を認めるような調書を取られていた東京医大の理事長と学長は、公判で全面否認に転じる。将来の事務次官候補と言われた文科省キャリアも一貫して容疑を否認。事件の中心人物として「霞が関ブローカー」と報じられた男にいたっては、特捜部は一通の調書も取れないまま公判が始まる。
4人の被告が全員否認する一方、特捜部が縋る唯一の証拠は、隠し撮りされたある会食における会話の録音データのみ。
しかも、事件の背後には森友学園事件や、政府の不正を告発した前川喜平文科事務次官に対する官邸の怒りも見え隠れする。
緊迫の法廷劇、特捜検察に狙い撃ちされた親と息子はどう闘ったのか。

第1章 不正入試
第2章 「裏口入学」の真相
第3章 第2次醍醐会食
第4章 4000万円超の補助金
第5章 特捜部のシナリオ捜査
第6章 音声データを提供した男
第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて
第8章 判決

【著者略歴】
田中周紀(たなか ちかき)
1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95~97年、テレビ朝日社会部で2006~10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト。
著書に『巨悪を許すな! 国税記者の事件簿』(講談社+α文庫)、『実録 脱税の手口』(文春新書)、『飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀』(光文社新書)、『会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層』(新潮新書)など。取材・構成に横尾宣政著『野村證券第2事業法人部』(講談社+α文庫)などがある。

内容説明

収賄容疑で逮捕された文科省キャリア、特捜部のシナリオ捜査 完全否認する被告たち 発覚した女子受験生差別 霞が関ブローカーと呼ばれた男。いくつもの思惑が絡み合う緊迫の法廷ドキュメント!

目次

第1章 不正入試
第2章 「裏口入学」の真相
第3章 第二次醍醐会食
第4章 4000万円超の補助金
第5章 特捜部のシナリオ捜査
第6章 音声データを提供した男
第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて
第8章 判決

著者等紹介

田中周紀[タナカチカキ]
1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95~97年、テレビ朝日社会部で2006~10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おかむら

24
大学への助成金に便宜を図る見返りに息子の裏口入学を頼んだエリート官僚の事件。その後の女子受験生への差別選抜の方がインパクトがデカくて世間の話題からは埋もれていったこの事件は冤罪だと確信するジャーナリストによるノンフィクション。力作。一気読み。特捜のシナリオってのはよく聞くがなるほどこういう風に進める訳ね。恐ろしいぞ。無罪を訴える被告4名のうち2名は実直そうなんだけど残り2名がなーんかなー。グレーな部分が否めない。でも息子に関してはマスコミやSNSで酷い言われよう(今もらしい)なことが気の毒でならない。2023/08/23

かりん

7
5:《『李下に冠を正さず』はどこまで?》何よりも、普通に合格できていたはずなのに、本人の与り知らぬところで加点されて「裏口入学」と言われる次男に幸あれと願う。この本を読むと、検察の強引なシナリオや背景に驚き怒りを感じるが、報道されていた当時「音声あるならクロでは」と思っていた自分もいる。頼んでいないにせよ、そういう人脈があり会合を行っていることに「一般人とは違う」という思いがくすぐられてしまう。だが、どこまでも『李下に冠を正さず』を求めると、官僚は友の一人も持てない。概ね本書を信じるが、難しい問題だな。2023/05/27

Hiroo Shimoda

7
女性不利な加点制度の話が燃えすぎて、本事件のことは全然知らなかった。著者の言う通り無理やり事件にした印象あり、加点なくとも合格したのも事実だろう。一方で完全事実無根、単なる情報交換の関係なんです、といのも事実と違いそうな、、2023/04/29

Reading

5
文科省が私立大学の研究を支援するブランディング事業の選定校に東京医科大学を選定されるように当時の理事長から依頼されてその便宜を図る見返りに当時の局長のご子息を東京医大に入学させるということが事件の概要であり、賄賂というと金銭的な物が一般的ですが、大学の入学というのが特異なケースでありそこがポイントだと思います。 この本の特徴として被告側が冤罪である前提で書かれているので違和感を感じる人もいるかもしれませんが、医学部の入試の特性や日本の司法制度について考えさせられる一冊だと思います。2023/02/26

松村 英治

2
これで有罪になってしまうなんて恐ろしい。2023/09/05

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