講談社学術文庫<br> 世界の音―楽器の歴史と文化

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講談社学術文庫
世界の音―楽器の歴史と文化

  • 郡司 すみ【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065300718
  • NDC分類 763
  • Cコード C0173

出版社内容情報

「打楽器を持たない民族はいない」。古来、人は自身の体やモノを叩いて感情を伝え、動物の鳴き声や雨風などの自然音を真似、再現してきました。楽器発祥から2万年。信仰の祭礼、政治儀式、軍事の士気高揚・・・・・・あらゆる場面に浸透していった「音」と「音楽」。気候風土や時代背景に合わせ、世界各地の「音」は、どのように姿を変えてきたのか。西洋音楽と民族音楽、その対比が示す真意は? 「音」で考える、ユニークかつ雄大な文化人類学!(解説・森重行敏)

本書の原本は『世界楽器入門 好きな音 嫌いな音』(1989年1月 朝日選書)を改題したものです。


はじめに
第一章 ミンゾク楽器・
第二章 楽器の起源
1 生活周辺から生まれた楽器 
2 食器から楽器へ 
3 道具から楽器へ 
4 自然界の音の再現から楽器へ 
5 生存に必要な音を出す道具から楽器へ 
6 呪術・信仰の道具から楽器へ 
7 学問・研究の道具から楽器へ 
8 音像から楽器へ 
第三章 楽器分類を通して見た諸民族の楽器観
1 中国 
2 インド 
3 ギリシャ 
4 ローマ 
5 ヨーロッパ 
第四章 楽器の音
1 打つ、擦る、吹く、弾く 
2 楽器の成り立ち 
3 音の出し方 
第五章 楽器の分布と歴史
第六章 風土と音
1 風土と楽器 
2 音の響き 
第七章 音・数・楽器
第八章 メディアとしての楽器
1 経営メディアとしての楽器 
2 視覚メディアとしての楽器 
3 思想メディアとしての楽器 
第九章 手作りについて
第十章 好きな音嫌いな音
第十一章 東方の楽器・西方の楽器
石笛/横笛/笙/篳篥/尺八/和琴/箏/琵琶/三味線/胡弓/鼓
/先史時代の楽器/オーボエとバスーン/クラリネット/トラムペ
ットとトロムボーン/ホルン/テューバ/リコーダーとフリュート
/バグパイプ/オルガン/キタラとライア/ハープ/ヴァイオリン
/リュートとギター/ツィターとハープシコード/クラヴィコード
とラングライク/ダルシマーとピアノ/カリヨン/ティンパニとシ
ムバル/アフリカの楽器/インドの楽器/インドシナ半島の楽器/
インドネシア・オセアニアの楽器/雑音の効果/種々の撥/弦
楽器に関する参考文献
あとがきにかえてーー楽器研究の方法論――
解説「人類共通の財産ーー音楽とは何か?ーー」森重行敏(洗足学園音楽大学現代邦楽研究所所長)

楽器索引
人名索引

内容説明

「打楽器を持たない民族はいない」。人は古来、動物の鳴き声や自然音を模倣し、手や体、モノを叩いて感情を伝えてきた。「楽器」発祥から約二万年。宗教や政治、軍事儀式へと用途を拡げ、各地の風土や時代に合わせて、変遷を遂げた世界中の楽器たち。人類が模索、創造し続けた無二の「音」の醍醐味を、文化人類学的視点で堪能する!

目次

ミンゾク楽器
楽器の起源
 楽器分類を通して見た諸民族の楽器観
楽器の音
楽器の分布と歴史
風土と音
音・数・楽器
メディアとしての楽器
手作りについて
好きな音嫌いな音
東方の楽器・西方の楽器

著者等紹介

郡司すみ[グンジスミ]
1930年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。国立音楽大学名誉教授。国立音楽大学楽器学資料館初代館長。楽器学専攻。西ドイツ・ルードヴィクスブルクFachschule fur Musikinstrumentenbau(楽器製作専門学校)卒業。2019年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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コットン

66
考古学的な面や貴重な楽器の資料(写真が小さめ)があり、いろんな切り口で民族楽器が紹介されている。2023/01/07

へくとぱすかる

43
楽器を追求すると、そもそも音楽とは何なのか、コミュニケーション論にも自然に言及するようになっていく。「耳の痛い」話ではあるが、楽器を売るために、演奏する人口を増やす必要から、演奏法の教育が要求される。その始まりは日本だそうだ。「真の教育とは道具の使用法などを教えることではなく、その道具を使って行うべきことを自覚させるもの」とは、さらに耳が痛い言葉だ。ひたすら「雑音」を取り除いていった西洋音楽と、雑音を音楽に必要なものとして調節して残す民族楽器との方向性のちがいは、文化の現れ方のちがいとして興味深い。2023/10/11

YO)))

13
「人類の原初からの営為として、何らか音が出てそれを聞くものは全て楽器になり得るのであり、進歩史観で語るのは愚の骨頂である」との力強いメッセージが込められた良書だと思います。2024/10/25

やま

10
以前に大学で尺八のダイナミックスペクトルの豊かさについて学んだ。楽器学や音楽学はどうしても西洋のものとそれ以外に分けられ、西洋音楽が中心になっている。そのほかはミンゾク音楽。しかしだ。尺八はフルートに比べて単純な作りになっているがために、出てくる音は多彩。単純な作りほど表現が豊かだということ。そんなことが書かれている。◇著者はヘルシンキに生まれ、ドイツでピアノ調律のマイスターになっている一方で、両親は尺八、三味線の名取。楽器についてもドイツで学び、日本の大学で楽器博物館を設立している。→2023/02/06

ひでお

8
すこし古い本ですが、文庫化されたので読んでみました。楽器学をわかりやすく解説する入門書のような感じです。著者は国立音大の楽器博物館の初代館長さんで、楽器の分類方法考案した方でもあります。ちょうど源氏物語を読んでいて「琴(きん)」や「和琴(わごん)」が出てきますが和楽器に無知な私は「箏(こと)」との違いが分かっておりませんでした。琴と箏はルーツが異なるというのも初めて知り、なるほどと納得しました。2024/08/08

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