ジャンプコミックス ＰＬＵＳ ＤＲＡＧＯＮ ＢＡＬＬ外伝転生したらヤムチャだった件

ドラゴン画廊・リー/鳥山明

集英社（2017/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 144p／高さ 18cm
• 商品コード 9784088812618
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鱒子]

ベースはもちろん「ドラゴンボール」 SFテイストで ヤムチャのパラレルワールドっぽい作品です。サイバイマンの爆破によって死亡ーーみんな大好きヤムチャ最大の見せ場(^◇^;)ですが、その回避に全力投球する姿が、とっても好ましいですꉂꉂ ( ˆᴗˆ )

2017/11/05

[トラシショウ。]

Web版既読。平凡な少年が階段を転げ落ちた時、死んだと思った彼は気が付くと大好きな「ドラゴンボール」の世界の中に、しかもそれほど好きな訳でも無い脇役のヤムチャに転生していた。このままでは数年後のベジータ達サイヤ人襲来の際に死んでしまう。自分の唯一のアドバンテージはドラゴンボールについての先のストーリーとその知識についてだけ。誰にも言えない苦難を抱えた少年＝ヤムチャの未来を変える戦いが始まる。画風や構図、コマ割りまでをもとことん鳥山明の原作に似せた造りでソツなくまとめた、良質な二次創作(以下コメ欄に余談)。

2017/11/06

[GM職員]

本家の単行本そっくりの装丁に、少年時代毎週月曜が楽しみだったのを思い出し、思わずお買い上げ。まさかの『ドラゴンボール』に、近年溢れかえっている“異世界転生モノ”を上手く取り込んだ、良質のパロディマンガでした。さらに感心したのは、ドラゴンボール各時代のタッチそっくりに描き分けていること。パロディに説得力を持たせるうえで、ココすごい重要だと思うんです。小うるさいお○さんになった元少年(何を隠そうﾜﾀｸｼ)も 、すっかり感心しきり。せっかくなので、カバーに隠れたヤムチャの活躍も見てあげてください。

2018/01/14

[瀬谷]

ヤムチャ転生ネタに驚いたけど、流れが自然でコンパクトにサクッとまとまっていて読みやすかった。原作では影の薄いアイツにも見せ場があったのが嬉しいし、オチもこのキャラならなとニヤッとした。転生前後の絵柄の描きわけやネタの挟み方などにも、原作愛が感じられて良い作品。

2019/09/01

[わたー]

★★★★★Web版既読。各所で話題になっていたヤムチャを主人公にした外伝。やっぱり面白い。自分の好きな作品に転生するというなろう作品のようなテーマをDB世界に適用させると、こうも劇的な化学反応がおこるのかと驚いた。自分が辿るであろう運命を知っているからこそ、持てる知識を総動員してそれに抗おうとする姿は好感が持てた。これからの戦いにはレベルが違いすぎてついていけないことやベジータとブルマとの関係など、ヤムチャならではの苦悩が描かれているのもよかった。駆け足気味に終わってしまったことだけが残念である。

2017/11/03