出版社内容情報
京都の空には異形の怪物や新型兵器、地上には機動隊員やトカゲ兵…京都幕府を誕生させた小早川奈津子と手を組む竜堂四兄弟に襲いかかる無数の敵。蹴散らせども蹴散らせども奴らは次々やってくる。四兄弟は身を隠そうとある人物を頼って名古屋へ向かうが、そこで目にしたのは「閣下」と呼ばれる黒幕が引き起こした惨劇だった。
怒りの四兄弟vs.傲岸不遜な黒幕、苛烈な戦いへ!
内容説明
京都の空には異形の怪物、地上には機動隊やトカゲ兵。群がる敵を蹴散らしつつ、竜堂兄弟は帰宅のために東進を開始した。いったん身を隠そうと名古屋に向かうが、そこで目にしたのは「閣下」と呼ばれる黒幕が引き起こした惨劇だった。四兄弟の怒りが爆発する―。大ヒットシリーズが、完結にむけて再始動!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年『緑の草原に…』で第3回幻影城新人賞、’88年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞、2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
85
創竜伝リブート!なんと前巻から約16年振りの続編でシリーズのセミファイナルである。シリーズ再開を作者自身が寿ぐかのようにとにかくアクション、アクション、アクションの連続だ。こんなに派手で血生臭かったっけ?と思わされるほどとにもかくにも修羅場の連続だ。そしてそれを助長するかのように竜堂四兄弟全てが竜へ変化し、派手さマシマシというサーヴィスの良さを見せる。“皆殺しの田中”の異名を持つ作者だが、いつもの展開は杞憂に終わりそうだ。なぜなら竜の化身である竜堂兄弟は無敵だからだ。安心して最終巻を迎えることにしよう。2024/05/21
よっしー
23
久しぶりの創竜伝!! 文庫版になったのを購入後、ずっと温め続けていたのですが、久しぶりに読んでもすぐにこの世界観に戻ってくれるのが不思議な所です(笑 相変わらず破茶滅茶ですが…。最近は兄弟の活躍のはずが、征夷大将軍に全てを持っていかれた様にも感じます。楽しいから良いのですが(笑 個人的には巻末の対談も嬉しかったです。銀英伝も知っている身としては、その話も盛り込んであったので、嬉しいサプライズでした。2024/10/15
Book Lover Mr.Garakuta
19
【小林書店】【速読】:面白いけど、続き物なので、どの様な話だったか珍紛漢紛。最終巻に向けての再始動だそうだが、全作品の内容を思い出すためには古書を探すしかないかもしれないですね。2023/01/01
晴久
11
作中でインスタが出てきたり、怪物が大暴れしたりしつつ、次で最終巻。どういう結末になるんだろう。巻末の対談で、創竜伝は悲劇的に終わる話じゃないよな、とおっしゃっていたので安心。2025/02/19
ソラ
11
【読了】D もう完結することはないだろうと思っていたところで発売されたのは意外。ただもう最後に読んだのは20年前であまり内容は覚えておらず、また作風も合わなくなって来たなぁと感じてしまった。2023/12/25