- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(中高生・一般)
- > 講談社 月刊マガジンKC
出版社内容情報
MITを15歳で卒業した天才少年・燈馬想が挑むミステリ・パズル!!
遺産相続で揉める馬追家。馬追3兄弟は非嫡出子の興梠に遺産相続を辞退するように迫る。さらに興梠に暴力を振るい、3兄弟が口裏を合わせて真実を偽装して、逆に暴力を振るわれたと損害賠償を求める有様。そんな中、執事の小羽が失踪。事件の謎は、興梠の母親の不審な死にまで逆上り‥‥。《「形式的真実」他1編を収録》
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
24
「同化」これは珍しく犯人に目星がつき、動機も予想がついた。「形式的真実」民事と刑事の裁判の仕組みの違いの説明からの、民事事件から刑事事件への見事な罠に感服した。墓穴掘りまくりだろう…。2023/04/24
美周郎
10
善人でも弱者でも罪は犯す、この作品はわりと容赦ない。前のシリーズ読み返したが燈馬くんは15のころから比べてだいぶ背が伸びてた、はじめは可奈さんの顎くらいだったんだなあ。2022/11/21
Takanashi Nao
9
二本目「形式的真実」はシリーズでも上位に入る面白さでは。爆弾置いてヒャッハーしてたら身動き取れなくなったボンバーマン、みたいな。今巻の想可奈「器物損壊罪になるところだった」「ビルを折ると怪獣罪で地球追放です」2022/12/05
naolog
9
小説で読んだらきっと古臭いトリックも、何故か新しく感じる。「形式的真実」はよく練られていてよかった。2022/11/19
びぜんや
8
「同化」は最近の本シリーズらしい、トリックよりは展開で読ませるエピソード。トリック自体はすぐ分かるんですが、「どっち」なのかが最後まで分からず、そしてあっけなく解き明かされる切れ味が鮮やかです。「形式的真実」は久しぶりにロジックの妙味を堪能出来る佳作。違和感を孕みながら進んできたエピソードの最後、あんぐりと開いた「墓穴」のあまりの大きさ、完璧さに開いた口が塞がらなくなります。塔馬の推理の切れ味、可奈の無双っぷりも心地よく、5つ星。★★★★★2022/11/27