出版社内容情報
あの美人探偵・上水流涼子が帰ってきた!頭脳明晰・貴山を助手に、今回も知略と美貌を武器に、難事件をズバッと解決!
内容説明
不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、IQ140の貴山をアシスタントに、探偵エージェントを運営している。今回持ち込まれた案件も、謎の積み荷を載せた車の捜索、親権トラブル、心を閉ざした女子大生の救済などいずれも一筋縄ではいかない難題ばかりで…。
著者等紹介
柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年、岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。’13年に『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を、’16年に『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、’18年に役所広司主演で映画化された。’18年『盤上の向日葵』で“2018年本屋大賞”2位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
419
柚月 裕子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。6年前に読んだ第一作に続く、シリーズ第二弾、面白くなくはないですが、コミカルなタッチなので、原作よりもドラマに軍配を上げます。 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000370454 https://www.ktv.jp/arienai/2023/05/06
たっくん
323
新宿裏道の雑居ビルに事務所がある「上水流エージェンシー」、元弁護士上水流涼子は殺し‣傷害以外はどんな依頼も請け負う何でも屋、助手は完璧主義者でニヒリスト貴山伸彦・・関西国際空港に航空機で届いた「ある荷物」を乗せた車が行方不明に、捜してほしい・・国際保護動物の密輸(物理的に~)看護師香奈枝は離婚した夫から子供の親権を取り戻したい・・出生の秘密、香奈枝の本性と夫の決意(倫理的に~)自殺未遂を繰り返す大学生の娘由奈を助けてほしいと新宿署マル暴刑事・・大学友人の死への後悔と悲しみ・・涼子の荒療治が冴える。面白い。2024/05/24
ノンケ女医長
310
「いったい、著者はどうなさったんだろう」という不安。作風は淡く、展開にやや強引さを感じ、いつもの流麗さは…。最終章「立場的にあり得ない」は特に深刻。症状が安定していない入院患者との面会を、消灯時刻を過ぎたあとに許可した無謀さ。「摂食障害」の診断にも大きな疑問が浮かぶ。縁も所縁もない他人が突然院内へ乗り込み、心を病んだ原因の追求だなんて、分不相応もいいところだ。涼子が説諭する言葉には、LGBTの心性も含め、少数者への配慮は微塵も感じられず、粗野の一言に尽きる。突拍子のない展開が目立った。2023/08/05
修一朗
284
上水流涼子さん,7年ぶりの第二弾。第一弾の時はあの柚月裕子がトリック重視の本格ミステリーか!と思ったものだがタイトルと違ってやっぱり社会派系だ。でも軽いの。貴山が完璧すぎて実務をみんなやってくれちゃうのだ。上水流涼子さんが元弁護士である必要なくない?もっとちょっとひねればバディものとして面白くなると思う。動物密輸・親子・摂食障害どれもテーマとしては重いのに。ドラマは見ていた のにもう忘れてる。もう一回見てみます。2024/03/20
うっちー
272
続編は前作超えを期待します2023/05/04