講談社現代新書<br> 40歳からは自由に生きる―生物学的に人生を考察する

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講談社現代新書
40歳からは自由に生きる―生物学的に人生を考察する

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065293881
  • NDC分類 460
  • Cコード C0245

出版社内容情報

人間の寿命は38歳です。現在は、医療の発達や栄養状態が良くなったために人間の寿命が延びるようになったのです。生物学的に考えると40歳以上になったなら、人間は自分なりの規範を掲げ、上手に楽しく生きるようにした方が良いのです。
本書ではなぜ人間に生と死があるのかという初発的な疑問から、人間の進化の歴史、ファーブルのダーウィン批判など進化論論争から読む「生命の本質」まで、「人間の生と死」を幅広く考察します。
そして中高年齢期になったなら、人間は自らを解放し、自由に恋愛をし、社会システムの変革を心掛けることを提案します。自分の生き方は自分で決める他はないのです。それが「かけがえのないあなた」を承認することになるのです。
個人の規範は大事であり、繰り返しと循環に基づく生活リズムを大切にします。そして試行錯誤を繰り返し自分に最も良く合った生活習慣を身に付けることが重要です。
人生に目的や目標をもつことを生物学的に考えることが本書の狙いです。金沢城のヒキガエルが最高の生き方(必要な餌を求める時間以外はほぼ大体寝ている)かもしれませんが、悲しいかな大部分の人間は目標を立てて頑張らないと善く生きられない生物なのです。
では他人との関係はどうするか。たとえ妻や夫であっても、基本的に他人です。他人との関係も自分が最も気持ちよくなれる規範を持つことが大切です。
長寿になってしまった人間としての日々を生きる読者の「生きる価値」とは何か。この問題を「人間の生と死」の生物学的視点から考察する本書は40歳以上の読者のみならず若い方にも読んで頂きたい必読書です。

内容説明

人の生物としての寿命は38歳。だから40歳を過ぎたら上手に楽しく生きよう。世間の常識より自分優先!

目次

第1章 人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのか―自分を解放しながら楽しく生きる(人間の自然寿命は38歳!;幸運にも手にした「おまけ」の人生 ほか)
第2章 生物の多様性を考える―自由に恋愛をしたいものだ(40歳をすぎたら自由に恋愛をしたい;雌雄の合体が多様性を生んだ ほか)
第3章 われわれはどのように進化してきたのか―新しい自分と出会うために(初めての生物は「熱水噴出孔」で生まれた;カンブリア紀の大爆発 ほか)
第4章 40歳からは社会システムを改革する―個人と社会との関係(金沢城のヒキガエルは生存競争と無縁;「おこぼれ」で生きる ほか)
第5章 「かけがえのないあなた」を承認するために(かけがえのない「自分」を生きる;自分の命は自分で守る ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都に生まれる。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業。東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、高尾599ミュージアム名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツヤ

25
38歳がヒトの生物としての寿命らしい。だから著者は残りの人生は自由に生きたらいいということになる、 人生だけでなく、遺伝子や脳の働きなど、話題は多岐にわたる。2023/07/09

テツ

21
自らの生命を維持し遺伝情報を伝えていくというサイクルの消耗品として考えたら、ヒトの寿命なんて38くらいだそうな。そこから先はおまけのようなもの。だから40を過ぎたら好き勝手に自由に生きようぜというお話。とても好きです。繁殖可能年齢に関わらず、ヒトという存在にとってもはや種の繁栄などということは重要なテーマになっていない。なのにそのために創り上げられたシステムに縛られ苦しめられるなんて本当に無駄だよな。最期に向かう僅かな時間はもっと自由に。2023/03/26

ひと

19
遺伝子のメチル化度合いから推計される人間の自然寿命(生物学的寿命)は38歳とのこと。なので、ほぼ40歳以降は生物学的にはおまけの寿命だからもっと自由に生きようよという主張。ただ好き勝手にすべきというよりは、進化のためにも社会的にも多様性の重要さの訴えと理解しました。社会規範に縛られずに自分独自の規範に基づいて生活し、たまにハメを外してエクスタシーを味わいましょう。進化論はダーウィンの自然淘汰説で出来上がっているものと思っていましたが、ファーブルやメンデルの主張、構造主義進化論等、まだ発展途上なんですね。2024/09/07

Yutaka Matsuzawa

15
自然環境におかれた生物の寿命を自然寿命といい、ヒトは40歳ぐらいらしい。それを遥かに超えている現在、40歳以降の人生はおまけと考え自由に生きようという本。でも食っていかなければいけないし、身を破滅させない為にあえて自分に規範を作るのがなるほどと思った。生物学の事象も沢山載っていて、私は遺伝子の変異だけでは種を超える大進化は起きないという、構造的進化論が面白かった。自由に生きるには、今までの常識を疑い、自分で良く考え、今を楽に生きる為に行動する。そこがキモ。2022/10/21

ネコ虎

13
人間の進化の歴史、進化論論争から「生命の本質」まで、生物の様々な考察は大変勉強になり、とても面白い。しかし、それを人生になぞらえて、人類の自然寿命が38歳だから40歳からは自由に生きるべきというのは飛躍し過ぎ。60歳からならまあいいが。地球温暖化批判や健康診断不要論など大いに賛成だが、社会問題特に経済に関しては素人並み、新聞記事程度の知識しかないのはいただけない。もっと勉強してから意見を書かないと。2022/11/01

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