出版社内容情報
あの鳥が、綺麗な声で鳴いてくれたら。
飼鳥屋で夢をもって働くお遥、十六歳。
江戸の「鳥」たちが謎をよぶ、書下ろし時代ミステリー!
講談社時代小説文庫
赤ん坊の幽霊が出る噂の真相、盗まれた八百屋の売り上げの行方、婚約者の父が犯した重罪の理由――、
小さな飼鳥屋「かなりあ堂」の周囲で起きる「謎」の数々を、兄想いのお遥が解き明かしていく。
メジロ、ホトトギス、カナリア…小鳥たちが鳥籠で羽ばたきをしている。
近頃江戸では小鳥を飼うのが大人気。
兄と二人で飼鳥屋「かなりあ堂」を営む十六歳のお遥は、お転婆などと言われても気にしない。
噂の幽霊の正体を知ろうと駆けだしていく。
江戸の「鳥」たちが謎をよぶ時代ミステリー。
〈文庫書下ろし〉
内容説明
メジロ、ホトトギス、カナリア…小鳥たちが鳥籠で羽ばたきをしている。近頃江戸では小鳥を飼うのが大人気。兄と二人で飼鳥屋「かなりあ堂」を営む十六歳のお遙は、お転婆などと言われても気にしない。噂の幽霊の正体を知ろうと駆けだしていく。江戸の「鳥」たちが謎をよぶ時代ミステリー。
著者等紹介
和久井清水[ワクイキヨミ]
北海道生まれ。第61回江戸川乱歩賞候補。2015年宮畑ミステリー大賞特別賞受賞。内田康夫氏の遺志を継いだ「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の眠り』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
24
江戸で小鳥屋さんを営む兄妹の短編集。その時代小鳥を飼う人たちがいるのを初めて知る。それもオウムやカナリア、ヤマガラなど良い声で鳴かせたり、言葉を覚えてさせたり、ウズラなどを巾着に入れて持ち歩いたりなど趣味やアクセサリーのような扱い。妹のお遥が小鳥にまつわる事件の謎を解く。2022/11/22
ごへいもち
15
浅見シリーズが好きだったので。さらさらと。シリーズ化しないかなぁ2023/04/21
昼夜
15
江戸時代の小鳥屋さんを営む兄妹が主人公の短編集。江戸時代にもうカナリアとオウムいたんだとか鶴は殿様の鳥だったのかとか鳥にまつわる雑学と日常の謎の種類の違う好奇心が味わえるし、鳥たちの仕草の可愛さと人情厚い登場人物たちにほっこりしました。2022/12/01
はち
2
小鳥屋を舞台とした時代小説。2025/06/21
アニータ
1
かなりあ堂という小鳥屋を営む、血のつながらない兄妹の話。図書館でみつけた初読みの作家さんです。どうかなあ。兄妹の絆や近所の人たちの温かさのようなものは感じますが、軽いかなあ2023/12/25
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