出版社内容情報
高橋 うらら[タカハシ ウララ]
著・文・その他
森川 泉[モリカワ イズミ]
著・文・その他
内容説明
わずか六歳の梅子は、官費留学生として遠く太平洋の向こうにある、アメリカを目指していました。明治時代、日本の女性の教育環境は貧しく、社会進出への道も閉ざされていたのです。帰国後、梅子は女子のための学校を作り、卒業生たちの活躍を応援します。さまざまな困難とたたかいながら女子教育の発展に尽くした津田梅子の生涯!
目次
第1章 小さな留学生
第2章 旅立ち
第3章 アメリカでの勉強
第4章 十一年ぶりの帰国
第5章 再びアメリカへ
第6章 女子英学塾の開校
著者等紹介
高橋うらら[タカハシウララ]
児童文学作家。東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。命の大切さをテーマに児童向けノンフィクションを中心に執筆。大妻女子大学短期大学部国文科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
12
《私-図書館》両親は、梅子をよくアメリカに、留学にだしたわ。お父さんの仙さんの事、知りたくなりました。2022/12/03
NakaTaka
8
単純に読み物として面白かった。これほど波瀾万丈の人生だったとは知らなかった。6歳でアメリカ留学!それも最初の予定は10年、延長して11年!よく親が手放したものだ。時は明治初期だ、やっとのことで学校を設立した後もアメリカの人々の支援は手厚かった。梅子の人徳、梅子との信頼関係がしっかりとしていたからだろうが、まだ女性の地位も低い日本に援助者はいなかったのか。当時のアメリカ人の心の広さに胸が熱くなる。また、梅子の父が学校をたくさん作った人だったのも驚き。伊藤博文が子供好きで気さくな人だったのも驚きだった。2025/01/21
くぅたん
8
総ルビ。津田梅子の生涯。伊藤博文や森有礼など日本の偉人だけでなく、ヘレン・ケラーやナイチンゲールなどにも会っていてびっくり。努力、人柄、バイタリティーが良くわかる。2023/02/13
奏
7
幕末に生まれ、時代の変わり目の中で女性の教育の向上のために一生を捧げた津田梅子。6歳で親元を離れてアメリカへ行くことが今の時代であっても革新的。女性たちの学ぶ場所を作り、女性の地位が向上していくことに夢を託した。今の日本の女性は、梅子にはどんなふうに見えているだろうか?新紙幣の発行に合わせて紹介したい。2023/05/23
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