出版社内容情報
田中 塊堂[タナカ カイドウ]
著・文・その他
内容説明
「真心をこめて綴れば、その一字ずつが仏になっていく」。七世紀末、仏教流通のための経典書写から始まった写経は、なぜこれほど日本人の心と、信仰の拠り所となりえたのか。写経所作の歴史的意味、『般若心経』の書写文字考察や道具の選び方、毛筆の使い方をていねいに説明。現代仮名書壇を築いた名書家が豊富な手本図版とともに誘う、優雅なる世界!
目次
写経とは
感謝の生活
神と仏
神仏混淆ということ
信仰と信念
清浄心
写経のはじまり
写経の方式
写経の作法
十七字詰の解〔ほか〕
著者等紹介
田中塊堂[タナカカイドウ]
1896‐1976年。岡山県生まれ。書家。帝塚山学院大学教授。川谷尚亭に師事、書を学ぶ。仮名(かな)の表現範囲を広め、現代仮名書壇の基礎を築いた。古写経の調査・研究分野でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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