出版社内容情報
伊兼 源太郎[イガネ ゲンタロウ]
著・文・その他
内容説明
衆議院議員・久富隆一の秘書を父に持つ藤木花織は、一流商社を辞め、久富事務所に転職。慌ただしい日々の中、突然久富に呼び出され、財務秘書、通称「金庫番」になるよう打診される。実は政治を嫌悪していた花織が政界に飛び込んだのには、誰にも明かせぬ理由があった―。傑作政治エンターテインメント!
著者等紹介
伊兼源太郎[イガネゲンタロウ]
1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えみちゃん
32
実は初読みの作家さんです。以前読み友さんのオススメで購入した本があるのですが積み本と化してます。^^; 永田町、総裁選、闇献金なんて単語を目にしたらやっぱり気になるじゃないですかぁ~。新米政治家秘書しかも元バリキャリが主人公のお仕事小説(←大好き)なんて言われると絶対読みたい‼って読み始めたワケですが・・。海外でやりがいのある仕事に就いて忙しく働いていた花織はある事件をきっかけに商社を辞め父親が秘書を務める衆議院事務所の施設秘書となる。そこで総裁選を通して自身の利権のためなら恩人をも裏切り寝首を搔くという2022/08/28
こばゆみ
13
政治の話なので分かってはいたけれど、内容があまり入ってこなくて流し読み…(^_^;)。でも政治を相当噛み砕いてエンタメ色強くしているのは分かります…!異業種から秘書へ転職した主人公の花織、カッコ良し。2022/09/08
ヨムヒト
11
読みづらかった。政治の負の側面に焦点当てすぎて、ウンザリするテーマであった。今般の自民党の裏金問題とドンピシャ。やはり、それぞれの議員は裏金をうまく運用している。そんなことをしていると、政界のドンは更に力を蓄えていく、すると検察もコントロール出来る。政界の実態は、弱みに漬け込み、人を操作すること。主人公は、徐々にそのやり方を理解し、周りに作用していく。政治の実態かもしれないが、政治はもっとシンプルで青臭くて良い。前時代的なアホくさいやり取りは不要。前時代の人間がアホくさいとした、青臭さがこれからは重要。2024/02/12
RONALDO9
10
2022年60冊目。 中山七里さんの総理大臣にされた男もそうでしたが 政治経済の問題や関係性がリアルに描かれていて 読みやすく面白かったです。 続編も作れそうですが これはこれで完結しても十分に面白いです。2022/08/14
メロンパン
9
⭐️⭐️⭐️2023/04/10