講談社現代新書<br> 人はどう死ぬのか

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講談社現代新書
人はどう死ぬのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065277195
  • NDC分類 490.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報



久坂部 羊[クサカベ ヨウ]
著・文・その他

内容説明

善意の延命治療が悲惨な結果を招く。高齢者の場合は救急車を呼ばない方がよい事も。在宅で看取った感者はほぼ例外なく「穏やかな死」を迎えた。下顎呼吸は臨終を告げる重要なシグナル。外務省医務官時代に驚いた海外の死生観。死に目に会うことを重視する弊害。医者たちが「がんで死にたい」と思うのはなぜ。あなたも突然迫られる「尊厳死」究極の選択。自宅での看取りは決して難しくないetc.平穏な死を迎えるには、何をどう準備すればよいのか?在宅診療医として数々の死を看取った小説家が書いた渾身の一作。

目次

第1章 死の実際を見る、心にゆとりを持って
第2章 さまざまな死のパターン
第3章 海外の“死”見聞録
第4章 死の恐怖とは何か
第5章 死に目に会うことの意味
第6章 不愉快な事実は伝えないメディア
第7章 がんに関する世間の誤解
第8章 安楽死と尊厳死の是々非々
第9章 “上手な最期”を迎えるには

著者等紹介

久坂部羊[クサカベヨウ]
1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院の外科および麻酔科にて研修。その後、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)で麻酔科医、神戸掖済会病院で一般外科医、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、『廃用身』(幻冬舎)で2003年に作家デビュー。2014年『悪医』(朝日新聞出版)で第3回日本医療小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

277
久坂部 羊は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 医師ならではの著者がリアルに書いた死に纏わる医療エッセイ、新鮮味はあまりありませんでしたが、両親の死が近づいている私にとっては参考になりました。 https://gendai.ismedia.jp/list/books/gendai-shinsho/97840652771952022/06/04

いつでも母さん

196
非常に読みやすい。頷く箇所が多々あった。現役医師でもある久坂部さんならではの視点からだがしっくりくる。そして、私も斯くありたい。親を看取る世代の私だが、自分の死も頭の隅にあって・・夫や息子が迷わぬように悩まぬようにと思っている。久坂部さんの小説で幾つも気付かされる事もあったのは事実だが、いざとなると割り切れたり納得できるかは難しいところではある。親戚やら善意の知り合いの言葉に翻弄されたりもするだろう。社会全体で【尊厳死】に取り組む時はとっくに来てると思うのだが・・どう死ぬのかは、どう生きたいかでもある。2022/04/19

trazom

151
死に関する哲学的な考察かと思いきや、久坂部さんは、医師/小説家としての醒めた目で、現象として死を捉えている。タブーに鋭く切り込む言葉が連発する:蘇生処置というパフォーマンス、エンゼルケアという欺瞞、「普段」より「死に目」を大切にする本末転倒など。更に、激しい苦痛に苛まれながら死ぬに死ねない状態で時間を長引かせる下手な最期を迎えないために、「高度な医療は受けない方がいい」「医療は死に対して無力」とは過激だ。日本人の死生観を歪めているのが、「生の無条件肯定と死の絶対否定」という心性であることを納得する。2023/06/13

mukimi

134
私も医者として社会を知るのと同時に患者さん達に死を教えてもらってきた。死について軽々しいことは言えず感想は難しい。本書では生を終えた後の状態ではなく「働く」「走る」みたいな動詞としての「死ぬ」について述べられる。もう生きられない時どう人生を終えるのか。どう苦しみを受け入れるのか。死ぬに死ねない苦しみや尊厳死などの問題にはまだ立ち向かえないが、死についての読書は不思議と心を穏やかにしてくれた。死について常日頃から考えておくことは、周りの人を大切にし今日の健康に感謝してより良く生きることに繋がると私も思う。2022/12/31

とん大西

120
いやぁ、良い書でした。勿論、死生観を問う内容だけに牧歌調な読了とはなりません。受容の可否はあるものの「健康長寿」に凝り固まっていた自身の脳ミソを割りと揺さぶってくれました。皮肉なもので、医療が進歩したからこそ、病身でも生き長らえることが可能となった現代。身内も数人か見送ってきたけど、最後の光景は皆病院のベッドの上。うん、その是非もひと括りにせず、丁寧に振り返ってみたいもんです。ところで、ラストの章の言葉にはハッとさせられました。「最後まで自己肯定しないのは、ある種の驕りではないか」…あぁ成る程なぁ、と。2023/02/12

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