出版社内容情報
雨の日、家をとびだしたレミがはいったかさやさんには、ふしぎなかさがいっぱい。あるかさを開いたとたん、大変なことがおきて……
つまんない!と思っていた雨の日におきた、ふしぎな冒険。さまざまな雨の情景をうつしこんだかさと、なぞの猫の秘密。さて、かさやさんといっしょにレミは青空をとりもどせるのでしょうか。
パリ在住の著者が描く、ふしぎでうつくしいファンタジー。
内容説明
あめなんて、だいっきらい!そんなレミのまえにあらわれたのは…いたずら猫にさそわれて…きっとあめがすきになる!大きらいだった雨の日におきた大冒険!
著者等紹介
たなか鮎子[タナカアユコ]
福岡県生まれ、宮城県に育つ。ロンドン芸術大学チェルシー校大学院修了。デザイン会社勤務を経て、個展を中心に活動中。2000年ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
165
これからの梅雨の時期を前にして、雨傘の新作絵本を見つけたので、読みました。パリ在住のたなか 鮎子は、初読です。 カラフルで不思議なファンタジー絵本だにゃあ(=^・^=) https://ayukotanaka.com/2022/05/22book-umbrella/2022/05/27
ぶんこ
50
雨が大嫌いなレミがかさやさんで出会った黒猫。色々な傘を試すと、色々な景色が現れてワクワク。次に開いたのは黒い傘。魔法がとけて黒猫は嵐をよんで逃げ出しました。色彩豊かで、雨粒一つ一つにうつる景色が魅力的。雨は鬱陶しいけれど、やっぱり降ってくれないと人は生きていけない。お気に入りの傘で雨を楽しみたいな。2022/08/11
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
35
たなか鮎子さんの絵が好きです。こんな不思議なかさ屋さんがあったらいいな。雨の日もポジティブになれる。2022/09/24
ヒラP@ehon.gohon
34
雨の日の風景をポジティブに描いた絵本です。 ちょっと悪役の黒ねこを見ていて、私の大好きな絵本「あきねこ」の作者だと気づきました。 展開がちょっと似ています。 レミという名前の男の子の名前に、ちょっと違和感を感じたのですが、フランスでは男の子の名前だそうです。 フランス在住のたなか鮎子さんの、異国感のあるファンタジーと出会えて、幸せな気分の絵本です。 雨のしずくが見せてくれた再会ファンタジーでした。2023/05/23
Cinejazz
27
〝傘をもたず、街の通りに出たとたん、雨が急に降ってきました。レミは、目の前のお店に体を寄せると、大きな声で「もう! 雨なんて大嫌い!」すると「雨、お嫌いですか?」店の奥から不思議な声が聞こえてきました「それなら、傘をおひとつ、いかがです?」レミが恐る恐る入ってみると、レースや水玉、花柄やストライプ、色とりどりの傘が並ぶ、傘やさんでした・・・〟つまんない!と思っていた雨の日に起きた、不思議な傘が華ひらく物語。 世界中を旅する傘やの叔父さんと謎の黒猫を追って、パリ在住の作者が描いた、冒険ファンタジ-。🌂2023/12/17
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