講談社現代新書<br> 現代思想入門

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり

講談社現代新書
現代思想入門

  • ウェブストアに9冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065274859
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報

人生を変える哲学が、ここにある――。
現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。

 * * *

デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー……
複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ

□物事を二項対立で捉えない
□人生のリアリティはグレーゾーンに宿る
□秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく
□権力は「下」からやってくる
□搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える
□自分の成り立ちを偶然性へと開き、状況を必然的なものと捉えない
□人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている
□無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む
□大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる

「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」 ――「はじめに 今なぜ現代思想か」より

 * * *

[本書の内容]
はじめに 今なぜ現代思想か
第一章 デリダーー概念の脱構築
第二章 ドゥルーズーー存在の脱構築
第三章 フーコーーー社会の脱構築
ここまでのまとめ
第四章 現代思想の源流ーーニーチェ、フロイト、マルクス
第五章 精神分析と現代思想ーーラカン、ルジャンドル
第六章 現代思想のつくり方
第七章 ポスト・ポスト構造主義
付録 現代思想の読み方
おわりに 秩序と逸脱

内容説明

複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ。物事を二項対立で捉えない。人生のリアリティはグレーゾーンに宿る。秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく。権力は「下」からやってくる。搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える。人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている。無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む。大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる…現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした「入門書」の決定版。

目次

第1章 デリダ―概念の脱構築
第2章 ドゥルーズ―存在の脱構築
第3章 フーコー―社会の脱構築
第4章 現代思想の源流―ニーチェ、フロイト、マルクス
第5章 精神分析と現代思想―ラカン、ルジャンドル
第6章 現代思想のつくり方
第7章 ポスト・ポスト構造主義
付録 現代思想の読み方

著者等紹介

千葉雅也[チバマサヤ]
1978年、栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない』(河出文庫、第四回紀伊國屋じんぶん大賞、第五回表象文化論学会賞)、『デッドライン』(新潮社、第四一回野間文芸新人賞)、『オーバーヒート』(新潮社、「オーバーヒート」第一六五回芥川賞候補、「マジックミラー」第四五回川端康成文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

222
売れている評判の一冊として手に取ったが、私はこういう本が苦手だ。確かに、デリダ、ドゥルーズ、ラカンなど読むのに難渋する思想を平易に解説してくれるのは有り難いが、「…と覚えてください」「…と押さえておけばいい」というような紋切り型の理解を要求するのは、ポスト構造主義の対極にある姿勢ではないのかと感じる。原著を読みこなす手引きとしてではなく、結論を単純化するアンチョコに使われるとすると弊害は大きいかもしれない。尤も、本書が、現代思想への興味の扉を開く真の意味での「入門」であるのなら、その価値はあると思うが…。2022/05/30

けんとまん1007

172
二項対立には辟易としているし、その危険性も感じていたので、いいタイミングで出合えた。自分自身のものの考え方・感じ方を、整理する方向性がみえたような思いがする。2022/10/16

おせきはん

134
フランス現代思想の大枠を何となくながらつかめました。読んでいるうちに誰の思想かわからなくなってしまうこともあったものの、ラカンについてとてもわかりやすく解説されていたのが、ありがたかったです。2022/08/05

venturingbeyond

133
評判の通りの良書。「脱構築」をキーワードに、すでに20世紀後半の思想史上にしっかりとした位置を占めている「(フランス)現代思想」について、その中心的論者であるデリダ、ドゥルーズ、フーコーの3人の学説に焦点を当て、難解・晦渋とされる全体像から大胆にその中核的部分を切り出し、その特徴や歴史的意義を平易に叙述する前半部は、本当に読みやすい。後半部で、前史と現代の「ポスト現代思想」のつながりの中にマッピングする手際もすばらしく、一般読者向けの入門書というジャンルに望まれるある種の理想を体現した一冊。2022/07/05

アキ

132
そう言えば浅田彰の「構造と力」流行ってましたね。構造主義もポスト構造主義も知りませんでした。ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーの3人を軸に現代思想の流れを解説してます。デリダは「概念の脱構築」、ドゥルーズは「存在の脱構築」、フーコーは「社会の脱構築」だそうです。確かに現代はコロナ禍で規律訓練も生政治も鮮明になっているようです。人間はノイズの多い生き物であり「新たなる古代人」を意識して悩まずに生きていきたいものです。デリダが死んだ2004年に、フランス哲学の黄金時代は終わったのでしょう。2022/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19473860
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。