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出版社内容情報
魚豊[ウオト]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
68
21冊目『ひゃくえむ。新装版 上』(魚豊 著、2022年3月、講談社) 『チ。-地球の運動について-』で大ヒット作家となった魚豊先生の連載デビュー作。陸上競技の100m走に命を懸ける少年たちの物語である。 週刊少年マガジン新人漫画賞で特別奨励賞を受賞した短編『100m』も同時収録されている。 松本大洋のスポーツ漫画を思わせる狂気的な勝負の世界と、福本伸行の作品を思わせる熱いセリフが融合し、異常なまでの熱量を帯びている。 しかし、物語の展開には少々鈍重な印象を受ける。 「もちろん真剣で」 2022/04/01
Y2K☮
27
元々欲しかったのは居場所。怖かったのは孤立。派生していく。夢、才能、一番、自信、疑問、衰え、挫折、諦め。好きなものを好きなまま、結果を気にせず楽しく続けられる人もいる。でも。誰かのために何かをすることが使命だとしたら、徹頭徹尾己のためにする何かをどう名付けよう。野心? 欲望? いい響きじゃないがそんなところだろう。勝ちたい負けたくない。それらも立派な続ける理由だから。無自覚としても結果的にトガシは使命と野心を両立させている。不器用に不恰好に未練がましく「戦う」人生にこだわるすべての人へ勧めたい名作。下へ。2022/05/06
緋莢
16
「たいていの問題(こと)は、100mだけ誰よりも速ければ全部 解決する」生まれつき足が足が速く、100m走で全国1位の小学6年生・トガシ。そんなトガシのクラスに やって来た転入生・小宮。「気が紛れるから…現実より辛いことをすると現実がぼやける」そんな理由で小宮が走っているのを知ったトガシは、彼に走り方のアドバイスをするようになるが…『チ。-地球の運動について-』著者、初の連載作品の新装版(続く2023/01/10
中丸
8
作者読み。マコなり社長が「最高のひとり時間」で紹介してて思い出し読み。熱い。たぎってる。100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する。1番になりたい僕ら。ナンバーワンよりオンリーワンとか口で言いながら、心では違うことを渇望している。罪の影響か。一番になりたい。孤立したくない。繋がりたい。一体どうやって繋ぎ止める?「この現状に何かを感じていて この脚は逃げるためじゃなく戦うためについていて 孤立なんてクソどうでもいいと思ってたら 俺はどうすると思う?」2024/09/28
ミキ
7
魚豊さんだから買ってみた。100m走に全てをかける人たち。その思いが痛いほど伝わる。2024/06/02
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