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出版社内容情報
竹内 薫[タケウチ カオル]
著・文・その他
内容説明
粒子と波の二重性とは!?確率解釈ってなんですか?すごい!天才ディラックの頭の中、不確定性原理や波動関数ψってなに?なんで計算に虚数が出てくるの?重ね合わせの原理やスピンの正体とは。量子力学がわからなくなるポイントを押さえた絶妙な解説で、量子の不思議な振る舞いから、誰もが知りたいシュレディンガー方程式までを楽しく理解できる!
目次
第1章 まずは前菜からどうぞ―ゼロから不確定性原理まで(量子力学なんていらない?;とんでもない世界;不確定性原理―自然の限界;数にもいろいろある)
第2章 メインディッシュへと進む―挑戦!シュレディンガー方程式(量子の門を叩く;シュレディンガー方程式を「解く」;スピンとはなんぞや)
第3章 デザートで口なおしをする―量子論余話(もう1つの量子力学;量子力学がよくわかる、ここだけの話)
第4章 レストランを出たあとで―行列、大活躍!(行列力学は楽しい;場の量子論)
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。科学コミュニケーターとしても広く知られている。YES International School校長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおた
16
『三体』読んでて「二次元のところまちがって四次元にしちゃったわ」というコントやってて、そんなことできるの、と量子力学に興味をもって読む。読み終えて半分どころか1割も怪しいけど、あのコントは成立するかも……な、くらいの知識を得ることができました。数学や量子力学おもしろい、基礎の中学高校数学を学びつつ、世界の成り立ちを記述する分野にもう少し分け入ってみたくなりました。2022/09/03
道楽モン
15
実感として量子力学の基本的概念を理解するには、やはりこの程度の数式は不可欠なのでしょう。極力数式を排しての一般啓蒙書を書かせたら大名人の竹内薫先生は、丁寧な解説と数式の展開を行っている(まさにゼロから)が、流石に脱落者は多いだろうと思う。私も半分程度の理解と納得で脱落。正直悔しいが、再び数学を学び直そうと決意を新たにする刺激を頂けた(←数十年前の専攻は数学でした。あはは)。 それにしても何冊も量子力学関係の入門書を読んではいるが、まだ頼りないくらいの理解で、自分のボンクラさに涙する。まだ諦めないけれど。2023/06/21
fseigojp
8
一応読み通したが難しいなあ2025/03/18
たこらった
5
数学が使えなければ物理学は分らない。というか、森羅万象を数式でもって記述するという途方もない夢をニュートン以来見続けてきたのがこの学問なわけで、そりゃ数学で考えなきゃダメだわ。量子力学ともなれば方程式の大山脈(肩に力入る)、と思っていたら数式に適当に意味づけをしたものなのだと。うーん、難しい。今回ちょっとだけ分ったのは、量子力学では例えば粒子が動いているとして、その粒子そのものを扱うのではなくその属性を間接的に扱うのだということ。古典力学で数で表されていた物理量は演算子に置き換えられる=量子化されるのだ。2025/01/29
中島直人
5
(図書館)私には雰囲気を感じるだけで精一杯。とてもではないが、数式までは理解出来ない。でも、雰囲気だけでも、なんとか少しは分かった気にさせてくれる。2023/03/26