栞ひも

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784046211064
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

俳句とは、日々の生活から生まれる哀歓の情を日記のように書き綴ること。エッセイもまた、平凡な日常のいのちの記録であり、季節と生活への恋文である。名文家として知られる女性俳句第一人者の感動的な俳句随想76編。蛇笏賞受賞俳人の珠玉エッセイ集。

目次

1 雪月花のとき(歌留多;読初;日脚伸ぶ;世にも人にも;二月の雪;ある「朝」におもう;受験のころ;流し雛;静かな終焉;草団子;悲しみの笑顔;俳句の館・風生庵を訪ねる;旅は道づれ;しだれざくら;花あるかぎり;女学生時代;桜と朴の木;ざるそば;新緑;牡丹は仰ぐ花;葭切の声;五七五紀行;夏帯;出会い;夜行「北陸」;八月という月;生命線;秋の夜;特高;この秋は何で年寄る;焼きそば;鴨の池;日々の冬;短日抄;十二月の句;十二月八日;文七元結と木枯;年を越す;いのちという自然)
2 平常心の詩(初学のころ;生きることがまぶしかった日々;日常の詩、その芽生え;俳号「かめ女」;『朝』出版のころ;私の俳句作法;私の俳句技法;饒舌な「私」;言葉を温める;添削ということ;選句におもう;類句について;戦後俳句、想い出の一句;秀句の道しるべ;秋の植物、秋の花を詠む;日々を新しく生きるために;平常心の詩)
3 同時代の俳人たち(お詫びしたいこと―水原秋櫻子;遠くより仰ぎて―山本健吉;包容と信頼と―中村汀女;微笑ましき一句―福田蓼汀;細見綾子―『桃は八重』を視座として;忘れられぬこと―能村登四郎;九十四齢・鮮やかなる軌跡―清水径子;井本農一句集『微茫』を読む;自在闊達の明るさ―桂信子句集『草影』;思い出すままに―角川源義;命うるはしく―野澤節子;路地に育ちし祭髪―菖蒲あや;清爽のひと―藤田湘子・福田甲子雄;母情の温もり―角川照子;求道のひと―上田五千石;松崎鉄之介句集『長江』;感銘句二つ―飯田龍太;つねに新しく―鷹羽狩行;鮮やかな資質―西村和子句集『夏帽子』にふれて)
4 自問自答の道
自句自解

著者等紹介

岡本眸[オカモトヒトミ]
昭和3年1月6日、東京生まれ。師系、富安風生―岸風三樓。第一句集『朝』で第十一回俳人協会賞、第四句集『母系』で第八回現代俳句女流賞、第十句集『午後の椅子』で第四十一回蛇笏賞受賞。他に自註句集、自選句集、入門書、エッセイ集などがある。平成6年紫綬褒章を受く。俳人協会副会長。毎日俳壇選者。俳誌「朝」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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