講談社文庫<br> 晴れ、時々くらげを呼ぶ

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講談社文庫
晴れ、時々くらげを呼ぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065272473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

彼女と出会った。僕の日常は変わった。
純度100%! 小説現代長編新人賞受賞作。

売れない作家だった父が病死してから、越前亨は日々をぼんやり生きてきた。亨は、最後まで家族に迷惑をかけながら死んだ父親のある言葉に、ずっと囚われている。
図書委員になった彼は、後輩の小崎優子と出会う。彼女は毎日、屋上でくらげ乞いをしている。雨乞いのように両手を広げて空を仰いで、「くらげよ、降ってこい!」と叫んでいるのだ。いわゆる、不思議ちゃんである。
くらげを呼ぶために奮闘する彼女を冷めた目で見ていた亨だったが、いつしか自分が彼女に興味を抱いていることに気づく。

自分の力ではどうにもできないことで溢れている世界への反抗。本への愛。父への本当の想いと、仲間たちへの友情。青春のきらきらがすべて詰まった一作。

内容説明

すべてに対して無関心で無気力な高校生、越前亨。彼は父を病気で亡くしてから、ずっとある「呪い」と共に生きている。ある日、亨は屋上で雨乞いならぬ「クラゲ乞い」をしている、ちょっと変わった女の子、小崎優子と出会う。彼女のことを見ているうちに、亨の中で変化が起きて―。第14回小説現代長編新人賞受賞作。

著者等紹介

鯨井あめ[クジライアメ]
1998年生まれ。兵庫県豊岡市出身。2015年より小説サイトに短編・長編の投稿を開始。’17年に『文学フリマ短編小説賞』優秀賞を受賞。’20年、第14回小説現代長編新人賞受賞作『晴れ、時々くらげを呼ぶ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイマックス

102
図書委員で高2の僕は、当番がペアの1年生小崎(女)がクラゲをふらしたいと行動していることに巻き込まれる。小学からの顔見知り遠藤(男)、クラスメイトで万引きしているところを目撃してしまった関岡(女)、クラゲ乞いをする理解者が増えていく。僕と小説家だった父親との葛藤などのストーリー展開。面白かった。◎P134「無関心であることは、人に優しくできないということ。自分勝手であることは、感情の矛先を間違えるということだ。優しさの本質は他者への興味だ。2022/10/30

はっせー

60
青春小説が好きな人におすすめしたい本になっている!なかなか不思議なタイトルと内容になっているが読みやすくて面白い小説であった。主人公越前は高校2年生で図書委員をやっている。同じ図書委員で後輩の小崎がくらげを降らせるために頑張っている。そんな話である。図書委員という設定上数多くの小説が紹介されるため読みたい本が増えていく。この本を例えるなら『わたがしのような甘い世界』ではないかなと思う!2024/05/10

よっち

37
父親を病気で亡くし、ワーカホリック気味な母と二人で暮らしの高校生の越前亨。図書委員になった亨が、毎日屋上でくらげ乞いをする後輩・小崎優子と出会う青春小説。理不尽に対抗するためにくらげを降らせようとする小崎の相手をしながら、日常を適当にこなす亨。本が好きな図書委員たちの読書あるあるがあって、同じ場所にいるのに温度差を感じてしまう亨がいて、けれどバス停で見かけた小崎をきっかけに、バラバラだったそれぞれの想いが繋がる展開は優しくて、ずっと忘れていた大切なものを思い出してゆく、とても素敵な結末だったと思いました。2022/06/15

Junichi Yamaguchi

28
『優しさの本質は他者への興味だ』… とても良い言葉の羅列は、心地良くスッと響く。 少女が夢描いた「迷惑」は、天まで届いたのだろう。 僕もクラゲを呼んでみようか、悩み中。。2022/11/29

Mitsuru Umeda

20
小崎とくらげを呼ぶという行為よりも、矢延先輩の引用、そして『未完成本』の顛末がこの本の根幹であると思った。 全然関係ないけど、魚プール事件で主人公を叱らなければならない先生の気持ち、わたし、よくわかりますw2023/06/08

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