講談社選書メチエ<br> サン=テグジュペリの世界―“永遠の子ども”の生涯と思想

個数:
電子版価格
¥2,310
  • 電子版あり

講談社選書メチエ
サン=テグジュペリの世界―“永遠の子ども”の生涯と思想

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月25日 07時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065271339
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0395

出版社内容情報

☆それが〈目に見えないたいせつなこと〉だったのか。☆
「星の王子さま」を生み出した思想とは?
波乱の生涯と作品世界をつなぐ決定的評伝。

サン=テグジュペリは、言わずと知れた『星の王子さま』の作者です。
この子ども向けの小さな物語は、いまもなお世界中の多くの人びとが読み続け愛し続けていますが、その魅力の秘密はどこにあるのでしょうか。
この作品でくりかえし語られる〈目に見えないたいせつなこと〉とはいったい何なのでしょうか。

サン=テグジュペリは、自分の子ども時代を忘れることができなかった、おとなになりきることができなかった人間と言えるでしょう。
彼は、おとなの世界にほかならないこの現実社会を、つねに居心地の悪さ、窮屈さを感じながら、いわばよそ者として、不器用に生きねばなりませんでした。
失敗と挫折、混乱や波瀾に満ちたサン=テグジュペリの生涯は、どこかドタバタ喜劇めいており、それ自体として見ても面白いものです。
ですが、彼自身はこうした人生を懸命に生きることを通して、おとなの世界である現実社会、近代という時代にたいする批判意識を研ぎ澄ましていました。
そして同時に、みずからの内面空間そのものとしての子ども時代の世界のヴィジョンを明確化していったのです。

本書は、こうしたまったくあたらしい視点から書かれた、『星の王子さま』『夜間飛行』をはじめとする作品群の世界をより深く味わえるようになる、サン=テグジュペリの評伝の決定版です。


[本書の内容]
はじめに 
第一章 子ども時代(一九〇〇―一九一二)
第二章 青春の惑い(一九〇九―一九二六)
第三章 飛行士にして作家(一九二六―一九三一)
第四章 波瀾の時代(一九三一―一九三九)
第五章 戦争(一九三九―一九四〇)
第六章 亡命(一九四〇―一九四三)
第七章 最後の任務(一九四三―一九四四)
おわりに 
サン=テグジュペリ略年譜

内容説明

挫折と混乱、そして女たち。おとなになりきれなかった彼は、おとなの世界にほかならない現実社会を、よそ者として不器用に生き抜いた。近代という時代にたいする批判意識を研ぎ澄ませ、文明の復興と人間の復活のために、子ども時代の世界のヴィジョンを練り上げたサン=テグジュペリの生涯と作品、そしてその思想。

目次

第1章 子ども時代(一九〇〇~一九一二)
第2章 青春の惑い(一九〇九~一九二六)
第3章 飛行士にして作家(一九二六~一九三一)
第4章 波瀾の時代(一九三一~一九三九)
第5章 戦争(一九三九~一九四〇)
第6章 亡命(一九四〇~一九四三)
第7章 最後の任務(一九四三~一九四四)

著者等紹介

武藤剛史[ムトウタケシ]
1948年生まれ。京都大学大学院博士課程中退。共立女子大学名誉教授。専攻はフランス文学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オフィス助け舟

6
2023年9月10日再読。サン=テグジュペリの人生を追いながら、その著作の中の記述を沿えて語ることでその思想を解説している。/サン=テグジュペリが理解していた本来の精神の共同体としての人間観。「結び目」「絆」「愛の泉」……そうした表現が繰り返し現れている。/サン=テグジュペリは、人間を1個の孤立し閉じられた「箱」のような存在ではなく、過去と未来をつなぐ「糸」として見ていたのだ、と思われる。/「あなたがたを築き上げるのは、あなたがたが受け取るものではありません。それは、あなたがたが与えるものです。」2022/05/01

ラウリスタ~

3
図書館。4分の3まで読了。2023/03/03

urigaya

1
彼の死生観が好きで、好きで、たまらなく好き。 ≪ひとは死ぬわけではない。中略 肉体が崩れ去ると本質的なものが見えてくる。≫ あるいは、 ≪ひとは、与えて、与えて、与えつくすことができる≫ かんじんなことはめにみえない  からこそ、 ひとは息をすったりはいたり、、、、 もっとすなおにたんじゅんに。。。。2022/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19355601
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品