出版社内容情報
「初の女性かもしれません、でもわたしが最後になるつもりは、ありません」
夢を実現するには、どうするか?
彼女はいつも真剣に考え、行動し続けました。
アメリカ社会には、”ガラスの天井”と呼ばれる、目に見えない壁があるといわれます。それは、女性の社会進出や昇進をひそかにさまたげる差別の壁です。
ハリスさんは、その厚い壁をみごとに打ち破り、アメリカ初の女性副大統領、有色人種の副大統領になりました。すばらしいことです。
けれども、この本は偉人伝ではありません。
カマラ・ハリスという、アジア系黒人の一少女が、様々な人種が共に暮らすアメリカで、どんな子ども時代を送り、どんな風に考え、どんな風に努力して、今のハリスさんになったのかを、あなたといっしょに考える一冊としたいのです。
ーー本文より。
巻末には、2021年1月のカマラ・ハリス勝利演説の原文と全訳、あわせて、キング牧師の演説抜粋と、アマンダ・ゴーマンの大統領就任式で朗読された詩抜粋(すべて原文と訳)を掲載。
目次
1 子ども時代
2 大学時代
3 検察官を目指す
4 サンフランシスコ地方検事に
5 カリフォルニア州司法長官に
6 司法長官の結婚
7 合衆国上院議員に
8 政界の荒海に乗り出す
9 副大統領への道
著者等紹介
岡田好惠[オカダヨシエ]
静岡県熱海市に生まれる。青山学院大学文学部フランス文学科卒業。多くの児童文学、英語とフランス語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maca339
3
バイデン大統領の副大統領として働く。2023/06/29
アーク
3
有色人種かつアジア系で初めてアメリカ副大統領となったカマラ・ハリス氏、その生い立ちから現在までの活躍ぶりを綴った本書、ざっくりとした歴史を追うのに役立った。強い意志、勉学や仕事に励む様子、そして社会的弱者への優しい眼差しなど、アメリカの良心が詰まったような人物なんだな。ジョー・バイデン大統領はいずれ彼女に大統領職を譲る、なんて話もあるし、ますます活躍を期待したいところ。2022/06/26
ゆうろう
0
少年少女向けのようだが、アメリカの選挙制度や司法制度の説明もコラムとして載せており、大人が読んでも為になる内容だった。カマラの対抗者であるトランプを、この種の未成年向け偉人伝の題材にすることなどあり得ない❗️と思った。何故トランプのような人間が大統領になってしまうのか、全くもってアメリカという国は理解できない。ただ、アメリカの白人に余裕がなくなりつつあるからこそ、トランプを支持する老若男女も多いんだろうな。バイデンのあのタイミングでの撤退、そして民主党一丸となってのハリス擁立。これは面白うなってきたな〜。2024/08/08
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