出版社内容情報
子どもをさらい、非情な鍛錬をして人体兵器に変えていく裏伊賀の隠れ砦から、命からがら脱出した鬼市。八丁堀同心一家の城田家の温かさに救われ、「八丁堀の忍」となった。裏伊賀のかしら・高尾の南の非道ぶりに憤った城田新兵衛は、裏伊賀討伐隊を組織し、裏伊賀に向かった。鬼市と同じく抜け忍の風、花が先陣を切る。最後の死闘の火ぶたが切られた。堅牢な要塞から、高尾の南を引きずり出したものの、底知れぬ妖術が討伐隊を苦しめる。はたして、鬼市たちは、裏伊賀を壊滅し、本願を果たせるのか? そして、鬼市や花は、親きょうだいを見つけだすことができるのか!? 若き忍たちの激闘を描く物語、堂々の完結。
内容説明
今も裏伊賀の砦で、わらべたちが殺人兵器に仕立てられている。決死の脱出を果たした鬼市は、八丁堀の新兵衛一家のあたたかさに触れ、人の心を取り戻した。討伐隊として裏伊賀に来たからには、抜け忍の花や風も思いは同じ。友を奪った憎きかしらを討ち倒し、まだ知らぬ故郷へ!堂々完結。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。’87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー。’97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビューし、幻想小説、ミステリー、ホラーなど多岐にわたる分野の作品を次々に発表する。近年は時代小説に力を入れ、人情ゆたかな世界を描き続けている。2021年「小料理のどか屋 人情帖」(二見時代小説文庫)「お江戸甘味処 谷中はつねや」(幻冬舎文庫)「夢屋台なみだ通り」(光文社文庫)「人情料理わん屋」(実業之日本社文庫)などのシリーズ作で、日本歴史時代作家協会賞“シリーズ賞”を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




