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出版社内容情報
大和 和紀[ヤマト ワキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiki
6
浮舟は境遇ゆえに、本当の姿を見てもらうことはできず軽んじられることを受け入れ生きてきた。ゆえに愛情にとても餓えていて、いつも心もとない。その寂しさを埋めたのは匂の宮で、薫ではない。薫は真心から、その人と繋がりたいと思うゆえの慎重さと、本人の気性だろう冷静さで浮舟を分析ばかりしていたように思う。そして身分や育ちで軽んじていた部分もあった。彼女が今欲しいものと、本当に大事なことの狭間で揺れ、迷ってたどり着いた場所で正直に生きると決めた時に目の前に広がる景色の広がりが今の彼女の心の強さとして表れていて良かった。2023/05/17
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