星海社FICTIONS<br> 佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪

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佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪

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  • サイズ B6判/ページ数 512p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065267776
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ゼロ年代きってのマスターピース〈鏡家サーガ〉がいま蘇る……!
佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画

お祭り騒ぎは、もうお終い。
今回は愛をめぐる三つの物語だ。
暗澹たる日々に埋もれた無様な青年。
悪意から逃れられない少女を護り続ける少年。
密室情況の屋敷の中で繰り広げられる、贖罪を含んだ惨殺劇。
それらは歪んでいて、壊れていて、間違っている。
でも確かに愛の物語なのだ。
俺は行動を開始した。
その目的は、水没した全てのものを引き戻すため。
そして、その果てに浮かび上がる真相。
そこにはもう、馬鹿げた世界は存在しない。

〈解説=福嶋亮大〉
いまどき、これほど凶暴でとげとげしい小説は世界のどこにもない。

内容説明

お祭り騒ぎは、もうお終い。今回は愛をめぐる三つの物語だ。暗澹たる日々に埋もれた無様な青年。悪意から逃れられない少女を護り続ける少年。密室情況の屋敷の中で繰り広げられる、贖罪を含んだ惨殺劇。それらは歪んでいて、壊れていて、間違っている。でも確かに愛の物語なのだ。俺は行動を開始した。その目的は、水没した全てのものを引き戻すため。そして、その果てに浮かび上がる真相。そこにはもう、馬鹿げた世界は存在しない。ゼロ年代きっての“鏡家サーガ”がいま蘇る…!“熱慄の19歳”、再び。佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画。

著者等紹介

佐藤友哉[サトウユウヤ]
小説家。1980年生まれ。2001年に『フリッカー式鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。近年では純文学をメインフィールドとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

結城綾

9
『フリッカー式』『エナメルを塗った魂の比重』『水没ピアノ』『クリスマス・テロル』の鏡家サーガ四部作の中で、最も読みやすい。トリックも、エナメルより分かりやすくフリッカー式より良質なモノとなっている(クリスマス・テロルは……まあうん)。個人的にはエナメルの方が好きだが、佐藤友哉を万人に薦めたいならこの作品一択だと私は思う。2025/05/04

ほたる

7
青春をとことんまで歪めたものがこの一冊にあたるのだろうと思う。誰ひとりとしてまともなキャラをしている人がいない。ミステリ的な技巧を取り入れたミステリではない何か。最後まで読んでも相変わらず何もわからないが、その世界観には惹かれている。2022/02/20

ニョンブーチョッパー

6
★★★☆☆ 積読15年もの第3弾。前作、前々作を読んだのが10年以上前なので、登場人物の立ち位置(やその変化)はまったく分からず。続けて読めばより楽しめたのかも。三者の視点の切り替わり(関係性、あるいは、関係のなさ)がいまいち読み取りづらく、置いていかれている感じでした。一般的に言って、近年のミステリだとそういうところも丁寧にフォローしてくれる作品が多いような印象。「世界を反転させる一文」もインパクトが少なくて、若干肩透かし感。2023/12/16

東京湾

6
自意識過剰フリーター、虜囚の一家、迫害を受ける子供。自閉する三つの舞台は螺旋状に絡み合い、やがて認識は逆転し予め約束された破局が訪れる。被害者を標榜する加害者、献身を標榜する利己主義者、不毛な倒錯の破壊者、救いは誰一人として無い。仕掛けられた錯誤の巧妙さから、異端のミステリとしての鏡家サーガはこの作品で結実したと言える。また同時に破綻した人物のみで構成された本作が突きつけるのは、90年代後半からゼロ年代初頭にかけて閉塞するセカイを描き続けたサブカルチャーへの容赦なき清算である。その衝撃は今なお健在だった。2022/02/26

ささやか@ケチャップマン

6
ラストのキスシーンの破滅的に悍ましい美しさに、初めて読んだとき私は物凄い衝撃を受けたことだけは覚えている。今読み直してみると、「僕」と自分の精神性に近似性を感じ、精神的な痛撃を受けた。整合性とか設定とかそういうものを精密に採点するなら低評価になるにも頷けるが、それを一蹴するような強力な衝撃を有した作品だなと改めて思った。そして福嶋亮大の解説が秀逸で、この物語をどう紐解けばよいのか読者にとって理解の一助となるだろう。良質な解説。2022/02/14

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