講談社現代新書<br> 教養としての金融危機

個数:
電子版価格
¥639
  • 電子版あり

講談社現代新書
教養としての金融危機

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年06月30日 19時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065267158
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0233

出版社内容情報



宮崎 成人[ミヤザキ マサト]
著・文・その他

内容説明

激動の世界史と時代の大転換点。「100年間」に起きた「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ…!危機を何度も乗り越えた世界は一体どこに向かうのだろうか?

目次

序 国の黒字・赤字とはどういう意味か?―国際金融の仕組み
第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?―金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ
第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?―固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック
第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?―変動相場制、オイルショック、インフレ
第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?―プラザ合意、円高パニック、バブル発生
第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?―ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン
第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?―サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金
第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?―ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入
第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?―リーマンショック、金融工学過信、群集心理
第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?―単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック
第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?―新型コロナ、債務累積、資産価格高騰

著者等紹介

宮崎成人[ミヤザキマサト]
1962年東京都生まれ。1984年東京大学法学部卒業。1988年英オックスフォード大学にて国際関係論修士号(M.Phil)取得。1984年大蔵省(現・財務省)入省。主計官、国際機構課長、副財務官など歴任。欧州復興開発銀行(EBRD)日本理事室、金融安定化フォーラム(FSF)事務局での勤務を経て、2008~2016年国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局及び戦略・政策・審査局審議役、2017~2021年世界銀行駐日特別代表。ロンドン、バーゼル、ワシントンなどで通算17年間海外勤務。2016年より、東京大学大学院(総合文化研究科)客員教授。現在、三井住友信託銀行顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

121
新聞の政治経済面は連載マンガみたいなものか。最新の情報は詳しく書かれているが、連載当初から読んでいないため意味不明なのだ。20世紀資本主義が繰り返した金融危機の歴史は欲望に憑かれた国家や人のドラマであり、経済面を理解するための格好の副読本になる。大半は第一大戦後最大の債権国となったアメリカが、その時々の経済問題に対処した結果生じた。最初は外国のことなど考えず傍若無人に振る舞ったが失敗を重ね、何とか対策をとっても常に投資技術の進化が上回る。コロナ禍や中国経済の巨大化が世界経済に与える影響を考える参考になる。2022/02/19

KAZOO

96
何方かというと国際金融に関する本だという気がします。国際収支統計の話が最初に出てくるのは非常にいいことだと思います。これを理解しないと本当に国際金融が理解できないという気がします。国際金融が国内の金融に与えている影響などをわかりやすく説明してくれています。最近大学生でFX取引を行っている人が多いと聞きますが、これを読んでから始めた方がいいと思います。2022/07/17

アナーキー靴下

70
すこぶる良書。金本位制であった時代からギリシャ発端のユーロ危機まで、過去100年間の国際金融危機の歴史を「大まかな真実」というストーリー仕立てで伝えてくれる。金融危機ごとに残したものから学ぶための振り返りがある点も良い。渦中にあった当時の人々の奮闘に対しては敬意を持ち、過ぎ去ったからこそ結果を評価できる、という公正な視点。国際金融危機、が焦点であるため、日本国内の動きについては薄いが、世界経済における日本の立ち位置を知ることができた。「教養」というタイトルが浅薄な印象だが、実際正しく「教養」であると思う。2023/04/24

キク

62
国際金融の巨大さや複雑さを、イメージできた。結局、国際金融がどこまで洗練されても、金融危機はなくならないということだ。利益というものを欲するのなら、必ず破綻の可能性を(大小はべつにして)背負うことになる。そして利益の追求を人類が放棄することは絶対にない。なぜなら利益を追求してきた結果、人類は人類になったのだから。それは善悪の話しではなくて、宿命とか原罪という話しになる。教義の根本部分で「利子」という概念を明確に否定したイスラム教が、オイルマネーで世界金融の重要なプレイヤーになってるのって、皮肉だよなぁ。2023/06/10

壱萬参仟縁

49
来週から世界経済の国際収支になるので、本書は重要箇所がわかりやすく、生徒にも回覧してもらいます。生きた社会の金融問題なので。また、計算計上例も説明したいです。2022/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19174519
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品