ブルーバックス<br> 地球の中身―何があるのか、何が起きているのか

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ブルーバックス
地球の中身―何があるのか、何が起きているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 324p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065266601
  • NDC分類 450
  • Cコード C0244

出版社内容情報

物理・化学・生物学を総動員し、地震波観測・理論的考察・高圧高温実験を組み合わせ、地球の中身とその歴史の謎を解く! ターゲットは地表から深さ6400キロの中心部まで、現代から46億年前の地球誕生まで。
世界で初めてマントル最下部の主要鉱物(ポストペロフスカイト)を実験室でつくりだした著者が、地球科学の最前線へと誘う!

宇宙に浮かぶ大きな球体である地球――わたしたちはその表面の様子しか見ることができない。しかし、科学の進歩が「地球の中身」の理解を可能にした。

・地球内部にはどのような物質が詰まっているのだろう?
・その物質はじっと同じ場所にとどまっているのだろうか?
・誕生したばかりの地球の中身はどんなふうだったのだろう?
・なぜこの惑星には海があり、生命が繁栄できたのだろう?

地球科学は答えを見つけつつある。
マントルには色とりどりの鉱物があり、その下には液体の鉄の層がある。それらは沈み、浮かび、動き回っている。そして、地球深部の現象が地表環境――海があり、生命が活動する場所――に大きな影響を与えていることがわかってきた。
答え合わせだけでなく、謎解きのプロセスを知ることで、さらなる謎まで見えてくる。あなたの「地球観」を一変させる一冊。

【目次】
序章 地球の中に潜る前に

第1部 現在――地球は何でできているのか? どんな活動をしているのか?
第1章 地球を覆うもの――大気、海、地殻
第2章 地球の白身――マントルは何でできているのか?
第3章 地球の白身は動き回る――プレートテクトニクスとマントルの対流
第4章 地球の黄身――コアの構造と運動
第5章 白身と黄身が殻を決める――3つの層の相互作用

第2部 過去――「生命の惑星」はどうやってできたのか? どのように進化してきたのか?
第6章 はじまり――地球誕生からマグマオーシャン、生命の誕生まで
第7章 進化――地球の過去を復元する
第8章 謎――地球はどうして生命を宿すことができたのか

内容説明

半径6400kmの球体を徹底的に解剖する!わたしたちの足下にはどんな世界が広がっているのだろう?岩石から成る「地殻」と「マントル」があり、中心には鉄でできた「コア」がある。しかし、各層はじつに複雑な構造をもち、動き回っている。地震波観測から明らかになった構造と運動、室内実験で特定されたマントル深部の鉱物など、最新の研究から見えてきた地球像を描写する。

目次

地球の中に潜る前に
第1部 現在―地球は何でできているのか?どんな活動をしているのか?(地球を覆うもの―大気、海、地殻;地球の白身―マントルは何でできているのか?;地球の白身は動き回る―プレートテクトニクスとマントルの対流;地球の黄身―コアの構造と運動;白身と黄身が殻の外側を決める―地球の表層と内部の相互作用)
第2部 過去―「生命の惑星」はどうやってできたのか?どのように進化してきたのか?(はじまり―地球誕生からマグマオーシャン、生命の誕生まで;進化―地球の過去を復元する;謎―地球はどうして生命を宿すことができたのか?)

著者等紹介

廣瀬敬[ヒロセケイ]
1968年、福島県生まれ。1990年、東京大学理学部地学科卒業。1994年、同大学院理学系研究科地質学専攻博士課程修了。博士(理学)。東京工業大学助手、同大学院助教授、米・カーネギー地球物理学研究所客員研究員、東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻教授を経て、2012年より、東京工業大学地球生命研究所所長・教授。2017年より、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻教授を兼任。専門は高圧地球科学、地球内部物質学。ダイヤモンドを使った実験装置で、地球内部の高圧・高温の環境をつくりだし、地球の深部には何があるのか、何が起こっているのか、地球はどのように生まれ進化してきたのかを調べている。研究室のメンバーとともに、マントル最下部の主要鉱物ポストペロフスカイトを発見したり、世界で初めて静的圧縮実験により地球中心の超高圧高温環境をつくりだした実績をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

108
このところ最新の地球科学に触れてなかったので、とても勉強になった。プレート運動を地震との関連だけで捉えるのではなく、地球の根幹システムとして認識すべきと思い知らされる。プレート運動→コアの冷却→外核の対流→大気・海の保持→地表の冷却→プレート運動という連鎖である。特に、外核の対流運動によって生じた地球磁場が、宇宙線や太陽風を遮蔽することで我々の生命を保証していることに感動するが、地球磁気反転の原因や内核のスーパーローテーションの実態さえ未解明であるという現実に、地球の奥深さを実感する。中身のあるいい本だ。2022/03/14

まーくん

99
我々が地表の地質を観察したり、ボーリングにより試料を手に入れ、地下の状態を推定できるのは、せいぜい深さ10km程度。しかし自然地震の観測・解析により半径6370kmの地球の地下構造(地殻、マントル、外核、内核)が既に知られている。ここまでは学校で習った。だが、この後が凄い。隕石や月の石、ダイヤモンド鉱山で採取したマントルからの岩石。そんな試料の分析。特別な装置を用いた超高圧実験。それらを組み合わせ、コアやマントルの温度・圧力・組成を理論的に求めていく。地球史的な推定も面白い。45億年前にできた地球に⇒2022/05/08

ひろき@巨人の肩

82
地表から地球中心までの距離6370km。その中身を、地殻変動により隆起した岩石の分析に加えて、高圧高温実験と地震波トモグラフィによって解き明かしていく。大陸地殻は花崗岩、海洋地殻は玄武岩に覆われ、その下にカンラン岩、ウォズリアイト/リングウッダイト、ブリッジマナイトとポストペロフスカイトの4層からなるマントル。更にその下には外核は液体鉄合金、内核は固体鉄合金がある。鉄合金の軽元素は不明も著者は水素と推測。またマントルや外核の対流、内核の溶融が、地球磁場、海洋の保持、炭素循環に影響を及ぼしている点が面白い。2023/10/09

やいっち

66
内容案内によると、「物理・化学・生物学を総動員し、地震波観測・理論的考察・高圧高温実験を組み合わせ、地球の中身とその歴史の謎を解く! ターゲットは地表から深さ6400キロの中心部まで、現代から46億年前の地球誕生まで。世界で初めてマントル最下部の主要鉱物(ポストペロフスカイト)を実験室でつくりだした著者が、地球科学の最前線へと誘う」というもの。2022/04/22

翠埜もぐら

23
自分たちの足下がどのような構造になっているのか、またそれがいかにして解かってきたのか、解析に使われる理論や実験も含めて解説。地球の成り立ちや水はどこから来たのか、金星や火星とも比較もあって、とても分かりやすく面白かったです。NHKのコズミックフロントで地球科学の話をすると廣瀬先生の話が良く出てくるの読んでみました。これ読んでコズミックフロントと見るととても理解が深まります。しか地下数千キロメートルってどうやって知るのかと思っていましたが、実験室で同じ状況を作り出すって世界はすごいわ!2023/09/15

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