その日まで

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その日まで

  • 瀬戸内 寂聴【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2022/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 186p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065266564
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

99歳、最期の長篇エッセイ。
切に愛し、いのちを燃やし、ペン一筋に生き抜いた。70余年にわたる作家人生の終着点。

「結局、人は、人を愛するために、愛されるために、この世に送りだされたのだ。
充分、いや、十二分に私はこの世を生き通してきた。」

三島由紀夫、萩原健一、石牟礼道子ほか、人生でめぐり逢った忘れえぬ人々、愛した男たち、そして家族の記憶。99歳まで現役作家としてペンをふるった著者が、自らの老いに向きあい、「その日」をみつめて綴りつづけた、最後の自伝的長篇エッセイ。

・本書よりーー
私は自分の「その日」を、どのような形で迎えるのであろうか。
九十九歳とは何と長い、そして何と短い時間であっただろう。
百歳近く生きつづけて、最も大切なことは、自分の生きざまの終りを見とどけることだけであった。

戦争も、引揚げも、おおよその昔、一通りの苦労は人並にしてきたが、そんな苦労は、九十九年生きた果には、たいしたこととも思えない。
生きた喜びというものもまた、身に残された資産や、受けた栄誉ではなく、心の奥深くにひとりで感得してきた、ほのかな愛の記憶だけかもしれない。
結局、人は、人を愛するために、愛されるために、この世に送り出されたのだと最期に信じる。
充分、いや、十二分に私はこの世を生き通してきた。

内容説明

切に愛し、いのちを燃やし、ペン一筋に生き抜いた。『死に支度』『いのち』に続く、作家人生の終着点。99歳、最期の長篇エッセイ。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞、18年、句集『ひとり』で星野立子賞を受賞。98年『源氏物語』現代語訳を完訳。06年、文化勲章受章。2021年11月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よつば🍀

66
2021年11月9日、99歳でご逝去された瀬戸内寂聴さんの最後のエッセイ。波乱万丈な人生を送られた寂聴さん。壮絶な戦争体験、防空壕で母と祖父を亡くした時の気持ちを想像すると言葉を失う。99年の歳月の中で、次々と旅立つ作家仲間、寂聴さんの哀しみが胸に迫って来る。ショーケンや三島由紀夫との交流は興味深くその人脈の広さに改めて驚かされた。エッセイが終わりに近づくに連れ死を意識する文章が目立つ。「充分、いや、十二分に私はこの世を生き通してきた。」の言葉に凛とした強さを感じる。あなたの愛くるしい笑顔が大好きでした。2022/01/24

彼岸花

37
久しぶりに寂庵の空気を味わった気分。庵主のいない書斎は寂しいだろうな。寂聴さんのエッセイは、いつも温かいものを心に残していく。晩年はネガティブな発言が多く、百歳という節目を迎える不安や孤独感がひしひしと伝わる。執筆意欲に燃えながら体力が伴わず、歯がゆかったと思う。過去の文豪との交流の中で、特に三島由紀夫との話が印象深い。時代の証言者としても貴重な方だった。戦禍で亡くなった母も夢見ていた小説家を全うし、彼女が志した無償の愛を実践し尽くした。「その日まで」は誰にもわからないが、寂聴さんのように精一杯生きよう。2022/04/10

ゆずぽん

20
波乱万丈と言われる人生を生ききった寂聴さんのラストエッセイ。円地文子・田辺聖子・江藤淳・ショーケン・三島由紀夫・川端康成(まだまだたくさんの方が登場します)などなど、人脈の凄さに改めて驚いた。寂聴さんは尼僧として、たくさんの友人を見送って旅立たれた。寂しさはひとしおですが、笑って見送られるのを望んでおられるに違いないと勝手に思う読後です。ご冥福をお祈りいたします。2022/02/10

leono

16
99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんのラストエッセイ。知人が先に亡くなり寂しそうにその方との思い出を綴っている。そして自分の過去や家族についての今の思いも語られている。 「結局、人は、人を愛するために、愛されるために、この世に送りだされたのだと最期に信じる」という一節が強く心に残る。寂聴さんの素敵な笑顔が思い浮かびます。2022/03/11

ichi

9
【図書館本】寂聴さんのエッセイ集。日記みたいな感じ。2022/05/18

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