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出版社内容情報
「面白い」「深い」「かわいい」……「厓画無法」で説いた人間賛歌。
生涯に二千点にも及ぶ作品を残したといわれる仙厓義梵(1750-1837)。禅画の枠を超えた、「ゆるふわ」な世界観で、人生の機微とユーモアがあふれるその画や書は多くの人々を魅了し続けています。
出光興産の創業者・出光佐三氏(1885-1981)は生涯をかけて作品を収集し、一千点あまりの日本最大の質と量を誇る仙厓作品のコレクションを築きました。その膨大なコレクションから、美術館が厳選し、解説。ベストオブベストを紹介します。
1章:THE仙厓BEST10
2章:画報学びて不自由なり
3章:仏の教え、禅の教え
4章:人生訓は、ちょっと辛口で
5章:「厓画無法」の世界
6章:「ゆるさ」の効用
7章:九州風土記--名所巡り
8章:自在ーー無法の書の魅力
9章:遺愛の品々
内容説明
日本随一のコレクションから厳選!面白い、深い、かわいい。「〓画無法」で説いた人間賛歌。
目次
1章 THE仙〓BEST10
2章 画法学びて不自由なり
3章 仏の教え、禅の教え
4章 人生訓は、ちょっと辛口で
5章 「〓画無法」の世界
6章 「ゆるさ」の効用
7章 九州風土記―名所巡り
8章 自在―無法の書の魅力
9章 遺愛の品々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
21
出光美術館に行こう!!とても癒されるー2022/06/10
sayzk
10
仙厓さんは、例えば木食さんとか円空さんのように漂泊の僧かと勝手に思ってましたが、けっこうちゃんとした禅僧だったんですね。画風についても、上手い人がサラサラッと描いたようにみえてたんですが、やはりしっかりした画力があったそうです。本書ではそんな作品も掲載されています。こういう絵は西洋絵画にはないですね。紙・筆・墨の特徴ですね。2022/12/10
いとう・しんご
8
ファン・ミロきっかけ。江戸中期に福岡で活躍した禅層の絵画集。たくさんの作品と分かりやすい解説で、心躍る読書体験をしました。全然知らなかった人と世界なので、イヤァ~いくつになっても新しい発見はあるもんだなぁ、と嬉しくなりました。2025/03/14
HaruNuevo
8
出光美術館所蔵の仙厓義梵の作品から100点を選んで掲載 自由闊達な仙厓作品を概観できるとともに、禅僧としての仙厓の生涯、考え方まで知ることができる、コンパクトにして最強な一冊 西洋絵画の彼岸の果ての辺境に、時代を何歩も飛び越えたような絵師が存在したことは、美術史における奇跡とでも言えようか2022/05/01
ソルト佐藤
7
江戸のヘタウマ笑 ほんとう、適当なか感じがしてぬるくてゆるくて、そして、どこか楽しい。とてもよい絵。単に絵が下手なのなら、布袋さんの横のコイツは描かない。しかも、布袋さんに釣られて、この人もなんか楽しそう。楽しい絵を描ける人はあまりいない。最初期のちゃんと絵の勉強をしたときの作品もあるのだけれど、これは、書き込みはあるけれど、デッサンというかバランスとかが悪くと、単に下手な絵(笑 技術ではなく、自身のできる先に境地を見いだしたのはなんか面白い。2022/09/19