出版社内容情報
【はじめてでもわかりやすい、ビジョントレーニングの入門書】
読み書きや運動が苦手だったとしても、たいていは、その子の能力の問題として片付けられてしまいます。しかし、じつは発達障害や、視覚機能の問題が背景となっている場合があります。
私たちは、見え方のよしあしを、視力で判断することに慣れています。そのため、視力がよい子にはものは見えていると考えがちです。ところが、視覚機能の問題を抱え、見え方に悩んでいる子のなかには、視力がよい子や、メガネで視力を矯正している子もいます。見え方の違いとは、視力の違いではないのです。
子どもが読み書きや運動を極端に苦手としている場合、背景に視覚機能の問題があるかもしれません。本書で紹介するビジョントレーニングには、家庭で楽しみながら簡単にできるものがたくさんあります。
子どもも大人も、毎日トレーニングを続けることで、視覚機能が少しずつ改善していきます。ぜひ、親子でとりくんでみてください。
【本書の内容構成】
1 見え方の違いに悩む子どもたち
2 視覚機能を調べれば原因がわかる
3 発達障害の子の見る力を理解する
4 すぐできるビジョントレーニング
5 見えれば世界が広がり、自信がつく
※本書は2011 年に刊行された『発達障害の子のビジョン・トレーニング 視覚を鍛えて読み書き・運動上手に!』を最新の内容に改訂した新装版です。
内容説明
はじめてでもわかりやすい入門書。家庭で楽しくできるトレーニングを厳選紹介!勉強や運動にとりくめる、自信が育っていく、生活がしやすくなる。
目次
1 見え方の違いに悩む子どもたち(Aくんの場合―視力はよいのに読み書きが極端に苦手;Bさんの場合―距離感がつかめず、スポーツで失敗する ほか)
2 視覚機能を調べれば原因がわかる(見え方を調べる―悩みの背景に視覚機能の問題がある;見え方を調べる―視覚機能を調べる自己チェックリスト ほか)
3 発達障害の子の見る力を理解する(発達障害の子―眼の悩みはADHDやSLDの子に多い;視覚機能とは―眼の入力・情報処理・出力の働きのこと ほか)
4 すぐできるビジョントレーニング(トレーニングの基本―毎日一〇分できれば理想的;トレーニングの基本―眼を使う前に、適切なメガネを選ぶ ほか)
5 見えれば世界が広がり、自信がつく(トレーニングの効果―見ることや読むことを通じて自信が育つ;トレーニングの効果―視覚機能は一度鍛えればずっと働き続ける ほか)
著者等紹介
北出勝也[キタデカツヤ]
視機能トレーニングセンターJoy Vision代表、米国オプトメトリードクター。一般社団法人視覚トレーニング協会代表理事、関西国際大学教育学部非常勤講師、兵庫県立特別支援教育センター巡回指導相談員。兵庫県生まれ。関西学院大学商学部卒業後、キクチ眼鏡専門学校をへて、米国パシフィック大学へ。米国の国家資格「ドクター・オブ・オプトメトリー」を取得。日本に数少ない「米国オプトメトリードクター」として、発達障害の子やスポーツ選手の視覚機能の検査とトレーニングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。