講談社学術文庫<br> 砂漠と草原の遺宝―中央アジアの文化と歴史

個数:
電子版価格
¥693
  • 電子版あり

講談社学術文庫
砂漠と草原の遺宝―中央アジアの文化と歴史

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月29日 15時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065264423
  • NDC分類 229.6
  • Cコード C0122

出版社内容情報

カザフ・ウズベク・タジク・キルギス・トルクメンの、いわゆるファイブスタン=中央アジアは、中国・ロシア・アフガン・イランに囲まれた地政学的な重要性にくわえて、豊富な地下資源と近年の経済発展で、ますます注目度を増している。長く「東西文明の十字路」として興亡を繰り返し、さまざまな民族が行き交った旧ソ連領中央アジアの複雑な歴史を手軽に知る入門書。
紀元前5千年紀、農耕文化はどのように始まり、牧畜はいつ、遊牧に移行したか。アレクサンドロスの東征や、張騫の西使は何をもたらしたか。仏教やゾロアスター教の文化・芸術を、イスラム教はどう変容させたか。チンギス・カンの軍隊が破壊した都市はいかに再生したか――。新石器時代の原始農耕から、サマルカンドを中心に栄えた15世紀のティムール帝国まで。スキタイ・エフタル・匈奴・烏孫・突厥・ソグド・モンゴルなど、砂漠と草原を往来した遊牧民の世界を、遺跡と遺物を手掛かりに説き明かす。
巻末解説を、『スキタイと匈奴 遊牧の文明』の著者・林俊雄氏(創価大学名誉教授)が執筆。〔原本:角川書店、1963年刊〕

内容説明

豊富な地下資源と経済発展で、近年注目される旧ソ連領中央アジアの歴史。牧畜から遊牧への移行、アレクサンドロスと張騫がもたらしたもの、仏教・ゾロアスター教・イスラム教の伝来、チンギス・カンによる都市破壊…。新石器時代の原始農耕から一五世紀のティムール帝国・サマルカンドの繁栄まで、遺跡と遺物を手掛かりに復元する。

目次

失われた文化を求めて
農耕と牧畜のはじまり
パルティア皇帝の宮殿
西域の国々
草原の民、高原の民
城塞と都市
オアシスの夕映え

著者等紹介

香山陽坪[カヤマヨウヘイ]
1915年生まれ。京城帝国大学法文学部史学科を卒業後、東京大学大学院に学ぶ。主に旧ソ連中央アジアの古代史を専門とし、1960年に日ソ交換研究者として初めてソ連を訪れ、中央アジアの各地を歴訪。東海大学文学部教授を務め、2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

73
中央アジア、ユーラシアステップというと何処までも続く青い空とその果てまで広がる草原というのをイメージしてしまう。本書は主にその西部について、先史時代からティムールの帝国までの歴史をまとめた一冊。と言っても単純な通史ではなく、様々な文化の成立やそこに成立した国の数々とその城塞の様子等、歴史や文化の概要を知る事の出来る造りとなっている。中央アジアという漠然としたイメージに形が与えられたような感覚を覚える。五十年前の本なので現在とは違った部分も多々あるらしいが、そこは解説で上手く補足されているのもありがたい。2022/12/19

スズコ(梵我一如、一なる生命)

16
サマルカンドとかシルクロードには憧れがあったのですが歴史を全く知らず、本書で初めて触れることができました。楽しかったです。敦煌とか中央アジアの東側が中国の支配地域で、西側はソビエト連邦だったという超基礎的な整理から知ることができた。漫画「チ。」で異教の方が天文学が発達していて、、、のくだりが、まさにこの地域だったんだろうなと。アラブよりも中央アジアの方が文化度も高かったというのを、やっぱりそうだったかと納得できたのも大きい。いつかエジプトから敦煌辺りまで旅をしてみたいと夢を持てた。叶うといいな。2023/03/01

ルーシー

7
原本の刊行は1963年と古くはあるが、とても面白かった。地名などの変更点は林俊雄氏によって訂正されている。考古学的資料をもとに中央アジアの歴史を概観する。農耕文化の始まりからティムール朝の滅亡まで、数多くの遺跡があることに驚いた。特に、6〜8世紀には多くの城塞があり、その中は壁画で彩られていたことは初めて知った。2023/10/15

samandabadra

4
本の解説(by林俊男さん)を読むと、その後の発掘などで進歩した部分もあるものの、この時期には、この時期なりの味わいがあるのだなあと感じた。地名の変更なども細かく解説して下さり、この60年間の現代の移り変わりも実感できる2024/09/19

(ま)

4
考古資料を元に西トルキスタンのティムールまでの歴史を簡潔に 60年前出版なので唯物史観がちらほらと・・・2022/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18956248
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品