講談社・文学の扉<br> かがやき子ども病院トレジャーハンター

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講談社・文学の扉
かがやき子ども病院トレジャーハンター

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  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065263808
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

坪田譲治文学賞作家の書き下ろし最新作。

簡単には治らない病気のため、長期間の入院をする子どもたちが学ぶ「院内学級」。国立かがやき子ども病院に入院中の一健(いっけん)や昴(すばる)、早弓(さゆみ)や日彩(ひいろ)たちは、同じく入院中の良志(りょうじ)が自分で考えたお話を聞くのを楽しみにしている。
談話室で良志は、「竹やぶに入ったおじいさんが……」と語り始めたものだから、聞いているみんなは、てっきり、『かぐや姫』なのかと思ったのだが、何かをしでかしたために月の国から追放された王女が、月に帰るために地上で罪をつぐなうという物語だった。王女は熱をうばわれた冷たい手で火事を消したり、病人の熱を吸い取ったり……。オリジナルの冒険ストーリーに興奮して、「さあ、王女は月に帰れるのか?」と、みんなが盛り上がったところで良志は疲れて寝てしまい、結末はわからずじまい。
とっても続きが気になるところだが、林田先生は、この王女がどうなったのか、それぞれ考えてきなさいと道徳の宿題にしてしまった。
でも、良志は、このお話をノートに書きとめていた。それさえゲットすれば、気になる話の続きもわかるうえに、宿題までできてしまう! 病院のだれかが、どこかにかくしてしまったノートを探すため、一健たちはお医者さんや看護師さんたちの目をかいくぐって、宝探しの大作戦を決行することにした!

内容説明

「国立かがやき子ども病院」の院内学級には、小児ぜんそくや白血病など、さまざまな病気が原因で、長期間入院している子どもたちが通っている。そんな彼らの数少ない楽しみのひとつが、お話を作るのが上手な良志の創作物語をきくこと。ある日、看護師さんがモデルとなった“氷の王女”の物語の続きが書かれたノートが消えてしまった。隠されたノートを探し出すため、お医者さんや看護師さんたちの目をかいくぐって「財宝を手に入れる」計画は、無事、成功するのだろうか!?

著者等紹介

まはら三桃[マハラミト]
1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選し、翌年、『カラフルな闇』と改題して刊行。2011年に『おとうさんの手』(講談社)が、2016年に『白をつなぐ』(小学館)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定される。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で2012年に第27回坪田譲治文学賞、また第4回JBBY賞を受賞した。2018年、『奮闘するたすく』(講談社)が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

88
児童書。YA。院内学級▽5年千葉一健(ちばいっけん)ネフローゼ症候群、6年高田良志(たかだりょうじ)先天性骨形成不全症、3年稲冨昴(いなとみすばる)喘息、2年吉住里央(よしずみりお)心臓病、6年篠田早弓(しのださゆみ)急性リンパ性白血病、6年佐原日彩(さはらひいろ)腎臓病、5年松島知希(まつしまともき)精神疾患▽良志はお話しが上手で自分でつくった『氷の女王』をみんなに話して聞かせた。だけど結末を書いたノートが無くなってしまう。子供たちは屋上に隠されたノートを取りに行く計画をたてる▽死なない。2022年刊2025/01/01

ゆみねこ

74
病院の院内学級に通う子供たちは、骨形成不全の良志くんが作った物語「氷の王女」に夢中になる。ところが物語は未完、結末を綴ったノートはある場所に隠してあると。どうしても続きを読みたい子供たちは夜の病院でお宝探しの冒険をすることに。病と闘いながら、友達との関係を深め、成長する彼ら。とても素敵な1冊でした。2022/03/31

はる

58
病院の院内学級に通う子供たち。病院の屋上にある「お宝」を見つけるために、看護士さんたちには内緒で秘密の冒険を始めます。児童書なので病気の描写は控えめ。それでも、様々な想いに揺れる子供たちが切ない。私も子供の頃に入院していたので共感してしまう部分が多い。お宝はたいしたものではないけれど、毎日の閉塞感から抜け出したい、見つければ何かが変わるかもしれない、という子供たちの想いなのでしょうね。。まはら三桃さんらしい繊細な冒険物語。2022/03/09

ぶんこ

45
こども病院の院内学級で知り合った7人の小学生。骨の形成不全の良志君のノートを探しに行く計画を立てたこどもたちの冒険が描かれていました。大人と違って子どもだからこその悲しみがあって切ないのですが、まはらさんらしい描写で色は寒色ではなく暖色。病院スタッフさんたちの陰ながらの見守りが優しい。ブルームーンの夜、子どもたちに素晴らしい思い出ができました。氷の女王の手が冷たくなくなってしまった後、女王がどうするかでの早弓さんの答えに思わずウルっときました。手術直前、温かい手で元気付けられた嬉しさは忘れないでしょう。2022/03/21

anne@灯れ松明の火

33
新着棚で。大好きなまはらさんの新作は、病気で長期入院中の子どもたちが主人公。よくなって退院するのはうれしいけれど、残される者は複雑な気持ちだ。見ただけで病気だとわかる子が多いが、心の病気で、傍目には元気に見える子もいる。何か悪いことをしたから病気になったのかと自分を責めたり、誰かに八つ当たりしたくなったりもする。子どもたちの切ない思いが丁寧に描かれている。そんな中、彼らはささやかな冒険を計画する。果たして成功するだろうか? 子どもたちを見守る大人の思いもしっかり描かれていて、安心できる。 2022/05/12

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