オリンピックにふれる

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  • サイズ 46判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065260432
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

香港、上海、ソウル、そして東京――分断された世界に、希望は生き残れるか?小説だから見えてくる、光と翳のオリンピック。
変貌をとげるアジアの街で、人生の岐路に揺れる若者たち。コロナ下の東京に、オリンピックの幕が上がる。
2021年夏、東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作「オリンピックにふれる」をふくむ注目の最新小説集!

「香港林檎」
「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」
ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。

「上海蜜柑」
「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」
ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。

「ストロベリーソウル」
「がんばるって、約束したじゃないか」 
ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。

「東京花火」
「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」
東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。

内容説明

「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける(『香港林檎』)。「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。(『上海蜜柑』)。「がんばるって、約束したじゃないか」ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが…(『ストロベリーソウル』)。「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。(『東京花火』)。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年長崎県生まれ。1997年に『最後の息子』で第84回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年には『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞し話題となる。2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞、第34回大佛次郎賞を受賞。2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。2019年『国宝』で第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞を受賞。2016年より芥川賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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旅するランナー

262
香港/ボート競技、上海/体操、ソウル/フィギュアスケート、東京/オリンピック。都会に住む人たちとスポーツとの関わりの中で、焦燥感・孤独感・不安感が浮き彫りになる。手を伸ばせば届きそうな幸福なのに、誰も悪くないのに、この満たされない気持ちは何なんだろう。2022/02/26

starbro

249
吉田 修一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。タイトルからオリンピック割合が高いのかと思いきや、特に最初の3作は、超薄味オリンピック短編集でした。そういうことで、オススメは、旧のタイトルが表題作の『東京花火』です🎆 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003580502021/10/23

いつでも母さん

166
オリンピックのタイトルに惹かれて手にする。短編4話、どれもその国のというか、その場の匂いとか温度、色を感じた。が、掴めそうでスルリと逃げていかれたような気分。最後の『東京花火』は、なんか良かった。日本人だからかなぁ。観客がいないというだけで画面から沢山の競技に感動したのは事実。大会前から色々あった・・そしてあの競技場はドーンと誇らしげに建っている。壁に触れるくらいいいじゃないですか!『東京はどこにあるのだろうか。』あなたにとって東京はどこ?2021/11/02

修一朗

127
横浜スタジアムでオリンピックのボランティアをした。活動期間も短縮されて観客や諸外国からの招待客も来なかったので当初の想定とはかなり違った業務になった。どっぷり浸かったということではないけれどもオリンピックにさわれた感覚はある。選手の家族とか関係者とかじゃなくてもオリンピックにふれることができた人は世界中にたくさんいると思う。オリンピックにふれて自分の人生にちょっとだけ影響を及ぼすことができた人も多いだろう。国立競技場の「東京花火」,とてもよかった。2021/11/26

まちゃ

104
TOKYO 2021と同時進行で新聞連載された「オリンピックにふれる」(「東京花火」に改題)を含む4篇収録。香港、上海、ソウル、そして東京。変貌するアジアの都市の空気感と人生の岐路で揺れるアスリートたち。その様子からままならない人生の中に小さな希望を感じました。コロナ下の東京で1年延期の末に無観客で開幕したTOKYO 2021。受け止め方は人それぞれだったでしょが。アスリートたちに躍動する場を提供できたこと、国立競技場の花火に元気付けられた人がいたことは良かったかなと。感慨深く読了。2021/11/09

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