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出版社内容情報
虎走 かける[コバシリ カケル]
著・文・その他
いわさき たかし[イワサキ タカシ]
イラスト
しずま よしのり[シズマ ヨシノリ]
著・文・その他
内容説明
魔法学校を卒業し、学長から北部の調査依頼を受けたセービルたち。目指すは、滅んだ北の地に今なお存在するニエドラ砦―“禁書館”。教会が禁じた本を集め続け、教会に存在を抹消された、知識の砦だ。館長からは歓迎され、特別待遇を受けるセービルたちだが、“禁書館”の魔女たちの中には、それを面白く思わないものもいるようだ。中でも挑発的なウルラという魔女と、セービルは決闘することになる。「嘘でしょ?冗談でしょう?ルラと自分が同列だと思ってる?」そして決闘の場に現れた、ウルラの“お父様”―魔術師フィアノス。だが彼は、ロスをママと呼び、彼女と結婚すると言いだして…!?アニメ化決定・コミカライズも大人気の本格ファンタジー最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
9
う、完結?って思うくらいきれいに収まったが、まだ続いてくれるということでちょっと嬉しい。 今回はある意味、転換点とかそういう部分にあたるのかもしれませんね。話としては1~3巻が一区切り、ここで先を見極めるための布石ってところ。でもテンポよく、登場人物の大人たちもキャラ立ちしてるのに、子供たちを引き立たせて満足な1冊。2022/03/18
nishiyan
9
魔法学校を卒業し、学長から禁書館での調査を命じられたセービルたち。そこで館長から思わぬ歓待を受けるのだが、それを良く思わぬ魔女ウルラ、ロスと因縁がある魔術師フィアノスと出会う本巻。ロスを巡るラブコメかと思いきや例のごとく悪魔が騒動を引き起こす展開。愛とはかくも難しく度し難いものだろうか。自らの使命をなげうって愛ゆえにロス救出に向かうセブ君の心意気の良さよ。何といってもラストでロスに言った言葉が魔女と魔術師の恋を象徴していて良い。二人の恋とともに巣立ったホルト、クドーの今後はどうなるのか。次巻が楽しみ。2021/11/18
すまがん
2
話は超スピーディーだし肉体の扱いが雑だが、決して安っぽい話にはなっていなくて相変わらず上手い。挿絵もめちゃくちゃ良い仕事しててマジで完結と勘違いしました。続き読めるのがめちゃくちゃ嬉しいです。2022/01/05
■■■(伏せ字)
2
流れるように楽しく読了。今回もそこそこ暴力的だが、死体はウルラのデフォ肉のみで実質被害者ゼロというラヴ&ピースな顛末。前作ではあまり掘り下げのなかった悪魔の人格にも触れられ、世界は融和に向かうのかな?悪魔には人間とのつながりで人間性が育まれる感触もある。となると敵はやはり教会か。教会の神ってどんな設定だっけ。仲魔と唯一神ひと狩り行こーぜー。そして生徒パーティ解散。セービルの主人公力が次で試されますな。思考パターンが泥闇の血統だからほんのり不安ですね☆先生依存で第二のバブみおじさんにならないことを切に願う…2021/11/05