出版社内容情報
山中 伸弥[ヤマナカ シンヤ]
著・文・その他
成田 奈緒子[ナリタ ナオコ]
著・文・その他
内容説明
初めての育児本。「かしこいけど強い」子どもに育てる方法。
目次
第1章 「ほったらかし」が子どもを伸ばす
第2章 親子で「ええかっこしい」をやめる
第3章 良い習慣が脳を育てる
第4章 常識を疑える子どもに育てる
第5章 レジリエンスを身につけさせる
第6章 しぶとい子どもは目線が違う
著者等紹介
山中伸弥[ヤマナカシンヤ]
1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒業、大阪市立大学大学院医学研究科修了(博士)。米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。2020年4月から公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団の理事長を兼務
成田奈緒子[ナリタナオコ]
1963年、仙台市生まれ。神戸大学医学部卒業、医学博士。米国セントルイスワシントン大学医学部、獨協医科大学、筑波大学基礎医学系を経て2005年より文教大学教育学部特別支援教育専修准教授、2009年より同教授。2014年より子育て支援事業「子育て科学アクシス」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
104
対談形式になっているので、読みやすくわかり易いです。それぞれが育てられた環境の話や、お互いの子育てについてざっくばらんに語られています。読者に対しても上から目線ではなく、自分たちの経験を元に、「アドバイス」というよりも「提案」という感じが強いです。これから子育てされる方、現在子育て中の方は、本当に参考になると思います。2021/11/13
あすなろ
99
山中先生と同級生の成田先生の対談録。子育てがテーマというより生き方が主テーマでサブテーマが子育てであるかの様で、雑誌の対談を長くしたかの様。しかし興味深く読了。レジリエンスの要素は、自己肯定感・社会性・ソーシャルサポートで出来ている。この辺りを核にお二人の生き方語りが展開する。かつ、それが軽妙で読み易い。こうしてこの神戸大学医学部を出たお二人が歩まれ、またはそこに至るまで育てられ、歩まれたかが分かる。それらを汲み取り、少し参考意見が述べられ、読み手側の子育てや生き方に活かそうというスタンスということである2021/12/05
Aya Murakami
94
図書館本 山中教授さんはいろんな人と本を書いていますね。 人間関係をよくするためにはまず謝る、感謝するを大事にする。幼稚園レベルの常識ですが大人(特に親!)でもできていない人が多いですよね。だからこそ本書でいうええかっこしいな親子が出てくるのですよね。2022/10/08
レモン
44
親が子をある程度放っておくこと、早寝早起き朝ごはん、困ったときに周りに助けを求められること、何でも話し合える信頼感がある親子関係の構築、乗り越える力をつけるための3要素(自己肯定感・社会性・ソーシャルサポート)など。対談形式なので、じゃあ具体的にどのようにすれば良いかというレクチャーは不充分。必要な時に手助けできるように見守り、決して過干渉になり過ぎないよう注意する、そして1人の人間として尊重し、やりたいことを全力でサポートするに尽きるのかな。2023/11/08
のり
32
山中先生と発達障害児の研究を専門とする成田先生が子育てについて対談したものをまとめた本。いくつか心に残る言葉があった。親も子もええかっこしいをやめること。困ったとき助けてと言えるのが生きる力。レジリエンスは周りに支えてもらっていると感じるだけで強くなる。ありがとうと言い合える関係性を作ろう。早寝早起き朝ごはんで子供の心は安定する。2021/12/29
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