出版社内容情報
東京都の外国人居住者の割合、3.98%。パーセンテージではたったそれだけ。
でもそれだけの人が確かにここにいるーー。
さまざまな事情で日本にやってきて、犯罪に巻き込まれた、または犯罪を起こしてしまった外国人による事件と向き合う、警視庁 国際捜査係の鴻田麻里と警察通訳人の有木野了。
言葉がわからない国でいきなり逮捕されたらどうしたらいい…!? 自宅で子供が誘拐された…!?
日本でこんな事件が起きているなんて知らなかったーー2人の捜査の中で明らかになる、知られざる日本での国際犯罪の姿と、浮き彫りになる犯罪関係者たちの過酷な現実。
破天荒な女性警察官とゲイの警察通訳人の最強バディによる、これまでにない新たな警察漫画!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oldman獺祭魚翁
36
【毎日チョコ読】NHKドラマから通常はキンドルは避けるのだが無料という事で取りあえず第1巻のみ読了。1話目は所謂インバウンドの旅行者が巻き込まれてしまう新宿の裏社会。そして2話めは国際結婚の夫婦の赤ん坊が、誘拐されるという……いや難しいもんですね。国によってそれぞれ事情が違う。ウーン中々面白いです。 ドラマの今後の展開で後の巻を読むのだろうか……2025/01/07
陸抗
30
面白かった。警察通訳人の有木野と国際捜査係の鴻田がタッグを組み、海外の人の事件に真摯に向き合う。被害者にも加害者にもなりうる状況で、言葉が通じなくて誰を信用していいのか分からない。そんな時に自分に向き合う刑事がいてくれたら、心強いかもしれないね。鴻田の髪が緑色なのは、あえて国籍を分からなくするためかな。日本人だからと変な偏見を持たせず、助けたい相手に壁を作らせない為かなと邪推してみた。助けを求めてる子全てが助かるわけじゃないかもしれないけど、せめて物語の中だけは良かったねと言える結末がいいな。2021/11/23
山口透析鉄
26
試し読みでこの巻のみを。 詐欺師の話の次は、警察側で、なおかつ通訳さんもメインというのが良いです。監修者の方の経歴もモデルにされていそうです。日中英に通じていたら、確かに重宝されるでしょうに…… これも連作方式のようで、一難去ってまた一難、です。 本来、あまり刑事さんっぽく見えない方が良いような……刑事コロンボだってホームレスに間違えられていましたからね^ ^;2023/09/24
JACK
13
☆ 都内の外国人居住者の割合はたった3.98%だが、人数にすると55万人にも上る。外国人の被疑者や被害者に対応するため、警察には警察通訳人と呼ばれる人たちがいる。この物語は警察通訳人のアリキーノこと有木野了と、国際捜査係の鴻田麻里のバディもの。この巻では行方不明になった中国人少女を探すのですが、主人公二人のキャラクターもストーリーも素晴らしい!良質な映画を観たような読み心地。これはオススメ。2022/09/17
ホシナーたかはし
12
これ「相棒」の後枠で実写でやったほうが面白くなるって絶対!2022/09/12