感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
25
サスペンスドラマにおいて、崖の上はステージなのだ。そこでは真実が明かされ、事件が解決するだけではなく、犯人はおろか、刑事や探偵、その他諸々の事件関係者すべてにとって見せ場となる場所である。だからやはり、そこはステージなのだ。本作はショートコントのようなスタイルで、崖の上の様々なシチュエーションをギャグにする。だが、そこに集う者達は役柄こそ違えど、いつも同じ面々だ。なぜなら崖の上はステージであり、その板に立つ者は演ずる者でなければならないからだ。(つづく)2021/11/04
ぐりとぐら
17
面白かった~。古き良き2時間サスペンスの崖エッセンスも堪能できた。崖への旅の途中でみんな会っちゃったりとか、笑った。時代を反映して、ソーシャルディスタンスだったり、マスクをつけていたり、濃厚接触者になって重要人物が来れなかったり、完璧な崖でのラストシーンって、大変なんだな~。喜国さんの崖とミステリー愛が溢れてた。2021/10/31
kei-zu
10
2時間ドラマのラストといえば、崖の上! 本書は崖の上で探偵が関係者を集めて謎解きをする場面が「お題」となった大喜利マンガ。連載がコロナ禍にかぶったようで、途中から登場人物がみんなマスクを付け、距離感に気を使う場面も。2025/07/27
YS-56
3
好きなサスペンスは『取調室』。崖のうえの魔力、そこにあるのは人の業か。2021/11/14
from83
2
一冊全部、崖の上のクライマックスというミステリーものの「型」だけでひたすらギャグを展開。近ごろは読んだことのないものばかり求めがちだったが、相変わらずの喜国節になんか安心した。コロナの時代も喜国さんは健在でよかったよかった。みうらさんの援護射撃もストライクです。2021/12/23