出版社内容情報
殺し以外のことならば、あらゆる厄介事を引き受ける男、名前はジョーカー。今夜もジョーカーが待つ六本木のバーに依頼人がやってくる。二十年ぶりに白髪の英国人男性が訪れてきた。ジョーカーが先代からその名を引き継ぎ二代目ジョーカーとして初めて受けた依頼人だった。人気ハードボイルドシリーズ第2作 。
内容説明
トラブルシューターのジョーカーは、着手金百万円で依頼を受ける。国内外からワケありの者たちが、ジョーカー目当てに六本木のバーを訪れる。今宵も、白髪の英国人男性が店のドアを開けた。彼はジョーカーが先代から稼業を継いだ初仕事の依頼人だった「ジョーカーの鉄則」含む六話を収録した著者真骨頂の小説集。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。’79年、小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年、「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞。’91年、『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門。’94年、『無間人形 新宿鮫4』で直木賞。2001年、’02年に『心では重すぎる』『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。’04年、『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞。’10年、日本ミステリー文学大賞を受賞。’14年には『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
59
『ザ・ジョーカー』の続編。こっちの方がずっといいな。まあ、こんな条件でも受けてやるよと、安い金額で傷だらけになっても仕事をしているあたり、ハードボイルド。バーが舞台というのも、マーロウを意識している?2025/08/05
サンタマリア
25
続編はもう書かないのかな?読みたいのだが。2022/11/21
flower0824_
14
ジョーカーシリーズ2作目。初仕事から過去の依頼の回想ものなど6編。一冊目より危ないシーンが多くて国際色も強かった。最終話では窓口であるバーテン沢井の過去も。ピンチを何度も乗り越えて生き延びてきたジョーカー。いつか続編が出ることを期待します。2022/08/14
Malos
12
現実のゲームオーバーは、ひとりひとり、ばらばらにやってくる。2025/02/16
terukravitz
2
図書館本★☆☆☆☆2024/11/17