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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
33
聴力に障害を持つ少女と彼女に寄り添う少女との物語。ガールズもの。 「雨の夜の月はそばにあっても見えない」。目には見えない、かけがえのない関係性を描く。これから恋愛関係になって「百合」になるのだろうか? 作者くずしろは、多作の上どれも面白いからすごい2023/11/20
わたー
17
★★★★★今回のテーマはマイノリティ同士のラブコメということになるのだろうか。高校で隣の席になった少女が聴覚に障害を持っていたことから始まる物語。彼女を遠巻きに眺めるクラスメイトと、他者へ分厚い壁を以って接する彼女。主人公との交流によって、その壁がどんどん崩されていくのはよかった。だが、それで終わらないのが著者を著者足らしめているなと。展開が全く読めないので次巻にも期待している。2021/10/21
JACK
12
☆ 高校1年の咲希(さき)のクラスメイト奏音(かのん)は、小学5年の時に耳が聴こえにくくなった聴覚障害者だった。手話が出来ない彼女は唇を読むことで会話はできるが、複数人とのコミュニケーションは難しい。周囲の人に依存してしまう事を恐れて壁を作る奏音と、少しでも仲良くなりたい、力になりたいと考えて寄り添う咲希。障害に向き合うふたりの温かい物語。「雨夜の月(あまよのつき)」とは、目では見えないが存在するもののたとえ。このタイトルがこの物語にどの様に影響してくるのか気になります。2021/12/28
ままかり
11
聴覚障害者の女の子と、その子と仲良くなりたいちょっとわけありな女の子。マイノリティと呼ばれる子たちではあるがそれでも中身は普通の女子高生。そもそもマイノリティってなんだろう。そんなことを思わせる作品だった。ただのガール・ミーツ・ガール物としてではなく、事情を抱えている人とその事情を抱えていない人、理解していない人がどう付き合っていくのか。その辺りにも期待したい。★★★★☆2025/06/09
Ume
10
くずしろ先生また連載を増やしたの。今何作描いてる?思いついたら描かないとソワソワして治まらないタイプなんだろうか。複数人でのプロジェクト作家?藤子不二雄みたいな。身体壊さないでください。咲希が奏音の可愛さに悶絶するところが可愛い。咲希の母ちゃんは娘の性嗜好に気付いてるっぽいなぁ。咲希と奏音の恋路は生まれるのか?ハンディキャップが主要テーマになっている作品が人気を集めてる昨今、本作ではそれぞれに生きづらさを抱えた二人が百合の花を咲かせつつ、友情と愛情がどう育つのか楽しみです。最後に、咲希のおっぱいが大きい。2021/10/28